「彼よりもっといい人がいるかも」と欲張り… 彼氏がいるのに婚活し続けた【アラサー女性の末路】

文・並木まき — 2021.6.2
彼氏がいても、「本当に、この人と付き合い続けていいのだろうか?」「もっといい人がいるのでは?」といった不安から、婚活を続ける女性もいます。しかし、なかには“二兎を追う者は一兎をも得ず”と言うように、最終的に悲惨な結末を迎えてしまった女性もいるようです。今回は複雑怪奇な人間模様分析を得意とするメンタル心理カウンセラーの並木まきが、恋人がいながらも婚活を続けたとあるアラサー女性の話を聞きました。

■1年付き合った彼氏と同棲。だけど結婚の話が進まず…

理恵さん(仮名・31歳)は、30歳のときに交際1年を過ぎた職場恋愛の彼と、結婚を前提とした同棲を開始。しかし、同棲を開始してから数か月が経っても恋人から「結婚」の文字が出てこないことに焦りを感じ、同棲前からこっそり続けていた婚活に再び力を入れたそう。

「彼氏のことは好きだったんですけど、1年過ぎても“結婚”の話を言い出してくれなかったため苛立ちを感じていました。また当時の彼は年収が低く、私の収入を合わせてもカツカツの生活しかできない状況だったんです。

最初は『愛があれば、お金なんて関係ない!』と思っていましたが、一緒に生活をするようになって本当にそれでいいのだろうかという不安もあり……。
そこで、『彼よりももっといい人が他にいるかもしれない』という下心もあって、婚活アプリに登録したんです」

■彼氏より素敵な男性との出会いに期待して…

“いい人がいれば”という軽い気持ちで、婚活アプリに登録したという理恵さん。しかし、いざアプリを見てみると交際中の彼氏より年収が高いうえに好みのタイプの男性がたくさんいて、目移りしてしまったのだとか。

「登録者のなかには、“この人いいな”と思う人がたくさんいました。それもあって、付き合っている彼氏との関係をこのまま続けていいのか悩むようになってしまい……。

そこで、ちょっと本腰を入れて私もアプリにプロフィールを掲載してみようと、写真やプロフィール文を充実させて、いい出会いを待ってみることにしたんです」

数か月の間、アプリを通じて婚活に励み、何人かとデートもしたという理恵さん。同棲中の彼氏には、全く知られていないと安心していたそうですが……。

「ある日、彼氏からLINEで婚活アプリの私のプロフィールを撮ったスクショが送られてきました。

職場の別の男性が同じアプリで婚活していた際に私を見つけ、彼に『これって理恵さんじゃない?』と教えたそうです。なんの言い訳もできない証拠を突きつけられてしまい、もうどうしたらいいのか分からなくなりました」

■恋人も仕事も失った挙句、いまだ結婚できず

結局、彼氏とは話し合いの末、同棲だけでなく交際も解消することに。「結婚前提で同棲しているのに、平然と婚活していることが信じられない」と彼に散々呆れられたそうです。

「彼と別れることになったのは自業自得かなって思うんです。しかしその後、職場恋愛だったこともあり、私たちが別れた噂が社内に広まりました。

事情を知ったみんなは彼の味方をしたため、私は孤立。“最低”と陰口を言われることもあり、仕事がやりづらくなったので新卒の頃から勤めていた会社を辞めました。

その後の転職では、コロナ禍の影響もあり以前勤めていた希望の職種には採用されず、今はやりたいこととは違う仕事をしています。あれだけ楽しかった婚活アプリも続けていたものの、結婚につながるような出会いはありませんでした。

あれから1年ほど経ちますが、今でも結婚できていません。なんであんなことをしたんだろうって、今になって後悔しています」

理恵さんは、結婚を前提として付き合っていた彼がいながらも、婚活アプリで他の男性とのデートを重ねたことで、結婚と仕事、どちらも失ってしまったとのこと。婚活アプリを始める前に、彼と話し合いができていたら、結末は変わっていたかもしれませんね。

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