【TVで注目】疲れが取れる食事って? 「疲れたとき」に食べるべき疲労回復フード

まとめ構成・小田原みみ — 2021.3.31
毎年3月下旬から5月の連休明けにかけての季節の変わり目は、なんとなく身体がだるかったり、心が不調になりやすいという方が多いのではないでしょうか。『ホンマでっか!?TV』に出演した、アイカ製薬株式会社代表取締役であり漢方薬剤師の大久保 愛先生が提案する、心身ともに「疲れている時」に食べるといいものを集めてみました!

季節の変わり目で身体が疲れている時は…牛肉×発酵食品

大久保愛 疲れている時に食べるといいもの

大久保愛先生 月に一度月経のある女性にとって『肝血』は不足しやすいものです。ただ、牛肉や豚肉などのタンパク質や鉄などを多く含む食材は、ときによって胃腸に負担をかけてしまうことがあります。そのため、胃腸への負担や吸収率も考えながら体と相談しつつ、とっていく必要があります。

牛肉

牛肉は、『肝血』を補う食材です。脂身の多いお肉は消化に負担がかかるので、赤身のお肉を選ぶようにしましょう。必須アミノ酸もバランスよく含まれ、女性に不足しがちな鉄や亜鉛もしっかり補うことができます。

発酵食品

発酵食品は、『肝血』の吸収をサポートしてくれます。塩麹、キムチ、味噌、三五八漬けなど好きな発酵調味料にお肉をなじませて1時間程度置いておくだけで、柔らかくうまみがアップしたお肉が完成します。

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©stock_colors/Gettyimages

※2020年3月4日作成 文・大久保愛 


心がザワザワ疲れている時は…ひき肉&パプリカ

大久保愛 疲れている時に食べるといいもの

まず、『肝血』を補うのに役立つ栄養素が鉄分、そして鉄の吸収を促すビタミンCです。そして、『気』の巡りを促し『肝気鬱結』を解消するのが柑橘系やアブラナ科の野菜など香りの高い食材です。デザートにミカンやグレープフルーツを食べるのもおすすめです。

ひき肉

どんな料理にでも合わせやすい、ひき肉をおすすめします。スープ、炒め物、肉詰め、餃子、カレーなど応用がききますよね。鶏、牛、豚どのひき肉でも大丈夫です。いつもの料理に意識してプラスしてみると、スープや炒め物などは味に深みが出て美味しく調理できるだけでなく、タンパク質とヘム鉄もしっかりとることができます。さらに、ビタミンCと一緒に取り入れることで鉄分の吸収率が上がるため、パプリカやピーマンとの相性も抜群です。

パプリカ

パプリカやピーマンには、抗酸化作用を持つビタミンである、ビタミンC、A、Eが含まれています。さらに過熱処理しても栄養価が下がらないため、安心して調理しやすい食材です。とくに、赤色のパプリカやピーマンにはビタミンCが多く含まれています。また、パプリカもピーマンと同様の栄養素が含まれるため、お好きなほうを選んで大丈夫です。

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©Westend61/Gettyimages

※2020年4月1日作成 文・大久保愛 


体力低下で疲れている時は…ネギ類×豚肉

大久保愛 疲れている時に食べるといいもの

豚肉とネギ類の組み合わせは、体力の低下を防ぐために役立ちますが、料理が苦手な人でも基本的に美味しく仕上がる食材です。コンビニ食、レトルト、冷凍食品、お菓子などに食事を頼り、普段料理をしない人でも失敗しにくい組み合わせなのでぜひチャレンジしてみてくださいね。

ネギ類

ネギ類には、ネギ、ニラ、玉ねぎ、にんにくなどがあります。これらには、「硫化アリル」が含まれています。硫化アリルは、ビタミンB1の吸収を助け疲労回復に役立ちます。また、強い抗酸化作用をもち抗ウイルス作用、抗菌作用もあります。ネギ類は、ビタミンB1を含む食材と一緒に取ることで疲労回復の働きをアップでき「補気」作用が期待できます。

豚肉

豚肉は、ビタミンB1を多く含む食材です。ネギ類と合わせて「補気」作用をアップするだけではなく、エネルギーをつくるために必要なアミノ酸や鉄などのミネラルも豊富に含まれています。ただ、豚肉は部位によって脂質が多い部分もあるので、ひれ肉、もも肉、ロースなどを選ぶようにするのがおすすめです。

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©PeopleImages/Gettyimages

※2020年4月22日作成 文・大久保愛 


今回紹介したのは、どれも身近な食材ばかり。意識して食べて、心身ともに疲れやすい新生活を乗り越えましょう!

Information

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大久保 愛 先生
漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく 食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。
公式LINEアカウント@aika
https://aika-inc.co.jp/

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