BTS「ARMYなしでは生きていけへん」7人が愛される理由

文・田中亜子 — 2021.3.19
グラミー賞授賞式で圧巻のパフォーマンスを行ってから数日、BTSフィーバーはさらなる高まりを見せています。その人気の理由とは? メンバーの名言や過去のコンサート映像(現在dTVで好評配信中)から、愛される秘密に迫ります!

BTSが世界中の人々から愛される理由


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「2017 BTS LIVE TRILOGY EPISODE III THE WINGS TOUR IN JAPAN ~SPECIAL EDITION~」より。©Big Hit Entertainment All rights reserved.


ARMY(BTSファンの名称、以下アミ)のみなさん、こんにちは。グラミー賞授賞式でのパフォーマンスが泣けるほどに素晴らしくて、いまだ興奮冷めやらぬ人も多いでしょう。でも、2月から3月にかけてのBTSの活動はそれだけではなかったですよね。

V LIVE(K-POP専用の公式の動画配信サービス)では『BE (Essential Edition)』発売記念をはじめ、J-HOPEやSUGAのセンイル(誕生日)のお祝いのほか、JUNG KOOKが1週間に2度も近況報告&ほぼソロLIVE! を生配信してくれました。

YouTubeでも、メンバーがメンバーに『BE』の制作話を聞く「BE-hind Story」や、自身が参加したり手がけたりした『BE』収録曲とともに、メンバーひとりひとりの日常を映像にまとめた「BE-Log」などが連日アップされましたね。

ほかに、TwitterやWeverse(公式ファンコミュニティアプリ)のつぶやきも多々あり(JIMINさんは真夜中にリプしまくっていましたね!)、幸せすぎる“供給過多状態”が続いています。

とはいえ、世界中に広がるアミたちも負けていません。いえ、それ以上に愛を注いでいると言っていいでしょう。メンバーのセンイルでは街中に広告を出したり、Youtubeやwebではメンバーを称えたり、曲の考察をしたりする動画や記事があふれています。また、韓国語や韓国料理を学んだり、ダンスを習い始めた人も多いよう。

BTSは、なぜそんなにも愛されるのか。

現時点で筆者なりに思うのは次のことです。まず、BTSといえば、キレッキレのダンスと音域の広い歌声、迫力あるラップが挙げられますよね。加えて、そんな最高のエンターテイメントを披露してくれるトップアーティストでありながら、ステージを降りれば20代の若者の素顔を惜しげもなく見せてくれるという点。これも、絶対に外せないポイントでしょう。

メンバー同士のわちゃわちゃはもちろん、時にメンバーに甘えたり、時に泣いたり、時にアミに向けて自分の考えをストレートに伝えてくれたり。そうした人間味あふれるオフと、完璧すぎるオンとのギャップ、愛される理由の多くはそこにある、と言えそうです。でも、それだけではないですよね。

筆者は、彼らがこれまで歩んできた決して平坦ではない、むしろ棘だらけだった「道のり」と、それらに7人で立ち向かってきた「逆境に負けない姿勢」、そうしたさまざまな経験を経て発せられる「言葉」も理由のひとつにあると思っています。

VとJIMINの「餃子事件」が象徴的であるように、BTSはどんなに小さなことでもみんなで共有し解決してきたと言います。それはトラブルに限らず、悩みや弱音も含まれているよう。メンバーは誰かのそういった問題や相談に対して、実に明快なアドバイスをさらっと言いのけてしまうのです。


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「2017 BTS LIVE TRILOGY EPISODE III THE WINGS TOUR ~Japan Edition~」楽屋にて。©Big Hit Entertainment All rights reserved.


というわけで続いては、筆者が記憶に残った彼らの名言をお伝えします。その言葉から見える彼らの人間性とは。共感していただけると嬉しいです!

相手の気持ちを受け止めてポジティブに変換! 心に刺さる彼らのアドバイス


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「2017 BTS LIVE TRILOGY EPISODE III THE WINGS TOUR ~Japan Edition~」楽屋にて。©Big Hit Entertainment All rights reserved.


筆者の心に響いた彼らの名言はこちらの3つ。

頑張るふりも大事。そうしていれば、僕がお前の姿を見て奮起し、それを見たお前も頑張れるようになる(JIN)

常に冷静でメンバーの良きアドバイザーでもあるSUGAが「頑張るふりをしているだけの時もある」と、JINに珍しく弱音を吐いた場面です。「そんなことない、頑張ってるよ」と励ますのがよくあるケースですけれど、JINはこのように彼を肯定したんですね。一見ネガティブと捉えがちな行動が、かえってプラスになる好循環を生み出すだす。最高じゃないですか。そうか、それでいいんだ! とハッとさせられ、心に深く染み渡りました。(2020年『IN the SOOP』より)

泣いていいよ。でも、ひとりで泣くな(SUGA)

「1番よく泣くのは誰?」という番組MCのバカリズムさんの質問に、メンバーの多くが挙げたのがJUNG KOOK。「(昔は泣いたけれど)もう泣きません」と反論した彼に、SUGAがこの発言をしました。状況的に、風のようにサーッと流れた言葉だったのですが、筆者はあとからじわじわじわ…。つまりは、ひとりで抱えるな、孤独になるな、と言っているわけですよね。それを「ひとりで泣くな」と表現したSUGA。達観しててカッコ良すぎです。(2020年『バズリズム02』より)


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「2017 BTS LIVE TRILOGY EPISODE III THE WINGS TOUR ~Japan Edition~」楽屋にて。©Big Hit Entertainment All rights reserved.


僕たちは、普通の人にはできない社会勉強をしているじゃないですか(JIMIN)

こちらもまたJUNG KOOKへの言葉なのですが、デビューのために1年遅れで高校に入学し、仕事と両立しながら卒業したJUNG KOOKが「(おもに学業に対して)僕なんか中途半端だ」と自虐したんですね。その言葉を聞いた筆者は「あぁ、なんかかわいそう」と思ってしまったのですが、そこに、間髪入れずにJIMINが放ったフレーズがこちら。しかも、ニコニコ笑いながらフォローしているんです。その場の空気が一気に好転したようでした。なんて、なんて素敵なんだ、ヒョン(泣)。いい兄たちに愛されてマンネは育っているんだなとしみじみ感じたシーンでした。(『2019 BTS FESTA 防弾屋根裏部屋』より)


以上、彼らの名言をご紹介しました。この3つを見ると、相手を決して非難せず、自然とポジティブになれる道を助言してくれていますよね。いま読み返してみて、ますます彼らの虜になりました。


さて、彼らの魅力を再確認できたところで、やっぱり疼きませんか? 何がって「歌って踊ってはっちゃけてるBTSが観た~い!」と。そこで提案します! コロナ禍により有観客公演の見通しも立たないいま、過去のコン映像で、改めてBTSの世界にどっぷりハマりませんか。ということで最後に、数あるコンのなかでも、現在dTVで配信されている2017年のツアーをフォーカスしてご紹介します!

何があった? 2017年のBTS!

その前に、2017年当時のBTSを簡単におさらい。ざっくり言えば、2017年は、「The 2017 Billboard Music Awards」に初めて招待され、輝きが加速した年と言えるでしょう。

2015年の「I NEED U」で人気に火がつき、そこから青春三部作といわれるアルバム「花様年華シリーズ」、その後のフルアルバム『WINGS』が大ヒットし、その『WINGS』を引っ提げて世界ツアーを行ったのがこの年なんですね。また、『anan』では同年6月24日発売号の表紙も飾り、anan史上初の2バージョン(通常版、スペシャル版)が発売されたことも話題となりました。

ココが見どころ! 『WINGS』ツアー埼玉&大阪公演

では、そんな今よりちょっとピチピチな(!?)7人を拝められる2017年のコンサートツアーのなかでも、さいたまスーパーアリーナで行われた「2017 BTS LIVE TRILOGY EPISODE III THE WINGS TOUR ~Japan Edition~」と、初のドーム公演となった京セラドームでの「2017 BTS LIVE TRILOGY EPISODE III THE WINGS TOUR IN JAPAN ~SPECIAL EDITION~」から、筆者が独断でおすすめするシーンをご紹介します(もちろん、全ていいですけどね)!

Not Today

登場曲です。埼玉公演が日本でのライブ初披露ということもあり、のっけから会場の空気がヒートアップ。「俺らはこれから、まだまだ生き残る」的な高みを目指す曲にふさわしく、7人もめちゃくちゃカッコよくハイレベルなダンスを踊っています。


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©Big Hit Entertainment All rights reserved.


21st Century Girl

2公演のうち、埼玉公演のみで歌われたこちら。日本語の挨拶後、和らいだ雰囲気のなかでスタート。クールなダンスに、時おりキュートな振りが入り、BTSの特徴のひとつである、豊かな表現力を感じられてテンションが上がります!

Lie

『WINGS』には、初めてメンバーのソロ曲が収録されています。なかでも、JIMINの「Lie」は必見。一度聴いたら忘れられないメロディに、救いを求めるような歌詞、それを歌う唯一無二といっていい高音ボイス。加えて妖艶でセクシーなダンスは、まさにJIMINワールド。誰もが引き込まれてしまいます。


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©Big Hit Entertainment All rights reserved.


Lost

JIN、JIMIN、V、JUNG KOOKのボーカルラインが歌います。「いまは困難に立ちふさがれた状況だけど、それでも前に進む」という、ややシリアスな世界観なのですが、何といっても赤い衣装がかわいい! 特にVとJIMINに注目です。Vはカーリーヘアにボーダーのトップスが最高に似合っていて、埼玉公演では歌の冒頭でJINに投げキッスを。JIMINはこれでもかというくらいのボリューミーな萌え袖&ふわふわなヘアで儚げに歌い踊ります。

血、汗、涙 -Japanese ver.-

両公演で披露していますが、「日本のみなさんへのプレゼント」としてアンコールに歌われた埼玉公演のものがおすすめ。アンコールというだけあって、笑顔を見せながらラフに踊る場面も。それでいて、曲の後半はしっかり踊ってくれるので、そのギャップにキュンとします。

挨拶&トーク

J-HOPEがムードメーカーとなり、会場を沸かすおしゃべりタイム。メンバー全員が日本語を一生懸命話してくれていて、すべてのコメントは永久保存もの。なかでも、VとJUNG KOOKの挨拶はそれぞれ違った意味でハートを鷲掴みされます。Vは、とにかくユニークで日本語の使い方が上手。大阪公演では、言葉の最後に何でも「ごじゃる」をつけていたのが微笑ましくて印象的です。「アミなしでは、僕は生きていけへん」という名ゼリフが生まれたのもこの時です。


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©Big Hit Entertainment All rights reserved.


両公演ともいまより幼さが残るJUNG KOOKは、終始かわいくてカッコよくて美しくもあり、天使のようなスマイルをたくさん見せてくれました。埼玉公演の挨拶は元気のいいイメージでしたが、大阪公演では感無量といった面持ちで、体の中から振り絞るように「ありがとうございます」「カムサハムニダ」と感謝を述べます。しかも、マイクを両手で持ちながら言うものだから、そのかわいさに全アミはメロメロになるでしょう。


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BTSが愛されるのは、アーティストとしての実力はもちろん、改めてその人間性も大きく影響していることがわかりますね。最近のいくつかのメディアによるインタビューで、メンバーたちは「今の夢は、アミのみなさんの前で公演ができること」と語っています。その日を待ち望みながら、BTSと紫しましょう!

Information

映像配信サービスdTVでは、今回ご紹介した「2017 BTS LIVE TRILOGY EPISODE III THE WINGS TOUR ~Japan Edition~」「2017 BTS LIVE TRILOGY EPISODE III THE WINGS TOUR IN JAPAN ~SPECIAL EDITION~」を含め、BTSの最新ドキュメンタリー映画、ライブ映像からバラエティまで、全19タイトルを順次配信中。

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