コロナ禍で「マスク美人」と言われたくない… 美容家が教える“その特徴と対策法”とは?

文・並木まき — 2021.3.2
コロナ禍の昨今は、マスクを装着している姿がスタンダード。そのため、顔の上半分を見て「美人」と言われることもあるでしょう。しかし、「マスク美人だね」と言われたことのある女性のなかには、困惑の声をあげている人もいます。そこで今回は「“マスク美人”と言われたくない…!」と悩む女性たちに、時短美容家の並木まきが、その特徴と対策法をご紹介します。

■「マスク美人」と呼ばれる人の特徴

(1)目もとのほりが深い

目もとのほりが深い顔立ちの場合、マスクを装着すると、さらに目もとの立体感が目に入りやすく、美人見えする傾向にあります。

また、会話をするときは、相手の「目」を見て話す人が多いため、マスクより上部の印象がそのままその人の顔の印象として残りやすいようです。

(2)しっかりめのアイメイク

長いまつ毛に美しく仕上げたグラデーションのアイシャドウ、ヨレやブレのないアイライン……と、しっかりめに仕上げたアイメイクは、マスクをしたときに美人に見せやすいメイク法です。

マスクを着けていると、人の視線はどうしても顔の上半分に向きやすいもの。そのため、目もとのメイクが美しく仕上がっていると、マスクで覆われている部分も同様に、美しい印象になりやすいでしょう。

■「マスクを外してガッカリ」は避けたい! その対処法は?

Young woman wearing protective face mask

「マスク美人ですね」は、褒め言葉として口にする人が多い一方で、実際にそう言われたことのある女性は困惑の声をあげているのも事実。

「気になる男性に“マスク美人だね”と言われ、マスクを外すのをためらうようになった」(30歳女性/PR)

「彼氏に“マスクをしている顔が好き”って言われたのが引っかかっています。まるでマスクをしているときのほうが美人って言われた気分です」(34歳女性/建築)

「マスク美人だね」と言われたときには、深く考えずに褒め言葉として軽く受け止めるのがベターかもしれません。ですが、なかには「マスクを外したときの“ガッカリ”を防ぎたい!」と思う人もいるはず。

その場合は、次のポイントを意識するとよいでしょう。

(1)マスクの下にも一体感のあるメイクを

「マスクを外したらガッカリ」を防ぐためには、顔の上半分と下半分に、一体感のあるメイクを仕込んでおくことが大事です。

昨今では、マスクにメイクが付着するのを避けるために、ファンデーションやチーク、ハイライトやローライトを省く女性も増えていますが、これこそがマスクを外したときの違和感につながりがち。

この頃はニューノーマル時代を踏まえて、落ちにくいファンデーションやチークなども豊富に揃ってきています。それらを使えば、手軽にマスクに色移りしにくいメイクも実現可能。

さらに仕上げには、プレストパウダーなどでしっかりとベースメイクを押さえておくと、メイクがより落ちにくくなるでしょう。

(2)マスクにつきにくい口紅は常にオン

マスクを外してガッカリ……を招きがちな理由のもうひとつは、口もとの血色不足。

色移りを避けるべく、マスクの下には口紅を塗らない女性も多いでしょうが、これがマスクを外した顔の違和感を招きやすいのです。

最近は、マスクに移りにくい仕様の口紅も多く揃っていますから、顔色が明るく見える色をマスク下に仕込んでおくだけでも対策につながりますよ。

白や明るい暖色系のマスクは、顔色を明るく見せてくれるメリットも期待でき「マスク美人」を狙いやすい色み。

一方で、「マスク美人って言われると、マスクを外すのが怖い……」と感じているのなら、マスクを外すシチェーションを想定したメイクを仕込むことで、自信につながることもあるはずです。

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