“あなたとの子どもが欲しい”.…男性が不倫沼に落ちたLINE3選

文・並木まき — 2022.2.1
ほんの出来心で不倫を始めた男性でも、関係が進んでいくにつれて、相手に本気になってしまうこともあるようです。そんな男性たちを落とした不倫相手のLINEに、複雑怪奇な人間模様分析を得意とする並木まきが迫ります。

1:「あなたの子どもが欲しい」と告げられ…

「もう関係は終わっていますが、不倫相手がいた頃、彼女は僕との子どもを欲しがっていました。LINEでも『認知しなくていいから、あなたの子を産みたい』と、何度も頼まれましたね。

実は、妻は僕以上の仕事人間で、結婚直後から『子どもはいらない』と一方的に宣言して以降、セックスレスが続いていました。

そんな状況だったので不倫に走ったのもあったんですけど、彼女から僕の子を産みたいとせがまれたときには、真剣に離婚を考えたほど悩みました。

結局、僕が『離婚するから一緒になろう』と彼女に話したところ、彼女は『妊娠はしたいけど、奥さんからあなたを奪うわけにはいかない』と言い出し、別れを告げられました。

僕としては、不倫相手と人生を歩み直そうと覚悟していたので、かなりショックでした……」(42歳男性/メーカー)

妻が子どもを拒絶しているケースでは、不倫相手から「子どもが欲しい」と言われることで、男性の心が揺らぐこともあるようです。略奪婚を狙っている女性が相手だったら、夫婦仲は一気に崩壊していたことでしょう……。

2:人妻の彼女から夫の問題を打ち明けられ…

「僕はダブル不倫をしていたのですが、付き合って3か月が過ぎた頃、不倫相手から、彼女の夫の問題についてLINEで相談を受けるようになりました。

話を聞くと、彼は日常的にDVやモラハラをしているらしく、その上マザコンなのだとか……。最初は、僕の気を引きたくて話を盛っているのかとも思ったのですが、どうやらそうでもなさそうでした。

『毎日つらいけど、あなたの存在に救われている』『夫とはもう完全に無理だと思うけど、あなたと出会えたから前向きになれた』など、僕への感謝のLINEが届くたびに、切なくなりましたね。気付いたら、妻よりも彼女のことを考える時間が増えていました。

最終的に、不倫相手は僕にとって妻以上の存在になっていましたが、お互いに家庭は壊さないように話し合い、今も不倫を続けています」(36歳男性/専門職)

ダブル不倫の場合、女性側の家庭に問題があることも。苦難と闘っている女性から、「あなたの存在に救われる」と言われてしまえば、思わず心が揺さぶられる男性もいるでしょう。

3:自信を取り戻すメッセージを連投

「僕の元妻は鬼嫁タイプで、文句しか言わない人でした。そんな妻にウンザリして会社の後輩と不倫。最初は遊びのつもりだったけれど、僕をけなしてばかりの妻に対し、不倫相手は『尊敬している』『頼りになる』など、僕の自信になる言葉をたくさん送ってくれました。

実は、不倫前は、妻からのモラハラのせいで鬱になりかけていたので、不倫相手が僕を救ってくれたと思っています。気付けば、妻への愛情が完全に消え失せ、不倫相手に本気になっていましたね……。

結局、妻には事実を話し、慰謝料を支払うと説得して離婚してもらい、今は不倫相手と同棲しています」(40歳男性/IT)

妻との間に耐えがたい問題がある場合、不倫相手の存在に救われる男性もいるようです。本当は、永遠の愛を誓った妻と生涯をともにするのがベストですが……。

不倫をしているうちに、不倫相手に本気になってしまう既婚男性も決して珍しくはありません。中には、代償を支払ってでも一緒になりたいと考える人も。

ただし、ご存知の通り、不倫は人の道から外れた行為です。皆さんはそんな世界に足を踏み入れないよう、くれぐれもお気を付けください……。

©Westend61/gettyimages

※ 2020年10月17日作成