きゃりーぱみゅぱみゅ「子どもの頃から大好き」お守りのような存在を告白

写真・大内香織 スタイリスト・菅沼 愛 へアメイク・カワムラノゾミ 文・古屋美枝 — 2020.9.24
今年誕生した、きゃりーぱみゅぱみゅさんがプロデュースするフレグランスブランド『Nostalgia Syndorome(ノスタルジアシンドローム)』。この香りに込めた思いや開発秘話をきゃりーさんご自身にお聞きしました。

思い出いっぱいの「満開の金木犀」を再現。


きゃりーぱみゅぱみゅ 香水

もともとは2月にクラウドファンディングで、きゃりーさんがほしかった香りを形にするというプロジェクトから始まったブランドです。モチーフにした香りはきゃりーさんが大好きな金木犀。「満開に咲いた金木犀の香り」をイメージしつつ、調香師と何度も打ち合わせを重ねてできた香水は大好評で、クラウドファンディングでは第一弾、第二弾とも、目標金額を大幅に上まわる応援購入金額が集まりました。そして9月には同じ香りのハンドクリームやアロマディフューザーなど全品が発売に。


きゃりーぱみゅぱみゅ 香水

左から、
ノスタルジアシンドローム オスマンサス ハンドクリーム 40g ¥1,870
ノスタルジアシンドロームオスマンサス オードトワレ 50ml ¥8,250
ノスタルジアシンドローム オスマンサス ヘアオイル 100ml ¥4,070
ノスタルジアシンドローム オスマンサス アロマディフューザー 120ml ¥7,150
ノスタルジアシンドローム オスマンサス ボディクリーム 200g ¥5,500
ノスタルジアシンドローム オスマンサス ルーム&ファブリックスプレー 100ml ¥3,300
※価格はすべて税込み

きゃりーさん 子どもの頃から、金木犀の香りが大好きなんです。通っていた小学校の前に金木犀の木があって、毎年満開になるんです。放課後などに香っては『いい香りだなー』と思っていて。テスト前などで緊張しているときも、木の前で深呼吸をしてリラックスしたりしていました。

ーーきゃりーさんにとって、金木犀は心を整えることができる思い出の香り。今回、なぜ香水を作ろうと思ったのでしょうか。


きゃりーぱみゅぱみゅ 香水

きゃりーさん 周りの友だちでも金木犀の香りが好きという人は多いのに、香水というとあまりないな、と思ったのがきっかけです。あったとしても和風過ぎたり、芳香剤っぽかったり…。思いどおりの香りを自分で一から作ってみたい、と思いました。

こだわったのは柔軟剤のようにふんわり香ること。

ーー試行錯誤の後、でき上がったのは、さわやかで女性らしさや甘さもある魅力的な香り。トップで香るのは、元気にさせてくれるようなレモン、バンブーピーチ、リーフグリーン。ミドルノートではオットーローズの華やかさとマンダリンのかわいらしさが満開の金木犀の香りを引き立てます。そしてラストノートは芯の強さを感じさせるスイートイリス、アンバー、ムスク。


きゃりーぱみゅぱみゅ 香水

きゃりーさん 柔軟剤のようにやわらかく、やさしく香ることにこだわりました。だから、女性はもちろん、男性でも抵抗なくつけられると思います。女性なら首筋や手首に、男性なら空間にシュッとひと吹きして、その中をくぐり抜けるようにすると、上手にまとえると思います。リラックスできる香りなので、持ち歩いて緊張しているときにつけるのもおすすめ。私もライブの前などには必ずつけたいです。

どんなときもリラックスできる空間を作れたら嬉しい。

ーー今年9月に発売されたアイテムも含め、パッケージデザインにもきゃりーさんの思いが込められています。

きゃりーさん タロットカードや神話っぽいビジュアルをモチーフに、大人の女性をイメージさせるデザインにしました。ボトルはフランス製。インテリアとしてお部屋に置きたいものにしたかったんです。こだわり過ぎて、原価がかなり高くなってしまいました(笑)。


きゃりーぱみゅぱみゅ 香水

ーーアロマディフューザーやルーム&ファブリックスプレーなどは、自宅で過ごす時間をさらに快適にしてくれそうです。ちなみに、きゃりーさんは自粛期間をどのように過ごしていたのでしょうか。

きゃりーさん 1000ピースくらいあるジグソーパズルを4日間かけてやったりしていました(笑)。映画もいろいろ観たりして、『吸収する時間』になるように過ごしていましたね。あとは、夏らしいことをしたいと思って、ファンのみなさんとオンラインで一緒にそうめんを食べたりもしました(笑)。楽しかったので、今後も配信やオンラインイベントをやっていきたいな、と思ってます。


きゃりーぱみゅぱみゅ 香水

ーー最後に、きゃりーさんにとって「香り」とは?

きゃりーさん 私にとって欠かせないものです。香水、ボディクリーム、柔軟剤など、いつもいろいろな香りをまとっているので、周りの人は『きゃりー=香り』というイメージがあるみたい。ライブ前にもリラックスするためにも、お気に入りの香りはお守りのような存在です。私がつくった香りが、みなさんのリラックスできる空間を作れたらとても嬉しいです。

ブラウス¥52,000(MIKIOSAKABE TEL:03・6279・2898) パンツ¥40,000(スティーブンタイ/ビームス ウィメン 原宿 TEL:03・5413・6415) イヤリング¥7,500(ラビッシュ/ビームス ウィメン 原宿 TEL:03・5413・6415)


ブランド公式サイト:https://www.nostalgia-syndrome.com
Instagram:https://www.instagram.com/nostalgia_syndrome/
note:https://note.com/pamyurin