騙されないで!…体目当ての男性がささやく「甘いセリフ」

文・沙木貴咲 — 2020.9.16
気になる男性の発言にはつい前のめりになって、何でも聞き入れたくなるかもしれません。でも、何でもないセリフのように見えて実はワンナイトを狙っていたり、不倫を期待していたり……。裏の意味が隠されていることがあるんです。

「癒やして。癒されたい」

男の本音 ヤリモク

これは、言い換えると「ヤラせて。ヤリたい」とも解釈できます。すでに恋人として付き合う彼氏が言うなら、遠回しのアピールでむしろ品がありますが、あまり親しくない男性が言うのであればヤリモクと見なしていいでしょう。

男性 癒やして。
女性 疲れているんだね。いいよ。
男性 マッサージできる? 背中さするだけでもいいから。
女性 えー、うまくはないよ。下手でもいいなら。
男性 大丈夫、大丈夫! じゃホテル行こうか。

……こんな展開を作りたくて言っていると思ってください。ホテルに誘われなくても、彼の家や漫画喫茶などに誘われるパターンも同じです。

男性が求める癒しのシチュエーションは膝枕、マッサージ、ゴロンと横になるなど飲食店や公園では実現しづらいものばかり。人目に触れない場所でリラックスしたい、つまり「ヤリたい」なのです。

とはいえ、仕事が激務の人や体を酷使する職業の人は、本気で「疲れた。癒やされたい」と思うこともあります。彼の真意を見極めるなら、猫カフェに誘ってみるといいでしょう。甘いもの好きな彼ならパンケーキ屋でもいいかもしれません。セックス以外の癒しを提案して、どうリアクションするかを見てみてください。

「どれくらい彼氏いないの?」

男の本音 ヤリモク

知り合って間もない男性がこう聞いたなら、裏の意味は「彼氏いない歴長いならエッチもご無沙汰でしょ。俺ならいつでも相手できるよ」かもしれません。

ヤリモク男性にとって、フリー期間が長い女性は寂しさにつけ込むと落としやすく、狙いやすい相手です。彼氏いない歴が長いとわかると、口説く方向性が「週末にひとりだと寂しいよね」と寄り添うようなアプローチに定まります。何かと構ってくれる男性に対して、女性も悪い気はしないでしょう。優しくて良い彼氏になりそうと期待もふくらむはず。

でも、男性がヤリモクなのか、本気で自分の寂しさを埋めようとしているのかは冷静に見極める必要があります。「どれくらい彼氏いないの?」には明確な期間を答えないか、実際とは違っていても「3か月」と答えるのが無難かもしれません。

「なんだか疲れていない? なんでも話聞くよ」

男の本音 ヤリモク

包容力アピールをして、どんなきっかけでもいいから口説き落としたい。そんな網の張り方をするのは既婚者が多いです。

既婚男性は夫婦関係から女の面倒くささを存分に知っていますし、経験値が高いぶん、独身男性よりは確かに包容力があります。そのため、独身男性からすれば「女の愚痴なんて聞きたくない」と思うような話も、ウンウンと親身になって聞けるでしょう。大人しく聞き役に回ることで女性の信頼を得られるとを知っているので、「なんでも話聞くよ」「相談して」というスタンスを取るのです。

そのため、既婚男性がそんなセリフを言うなら警戒したほうがいいですし、マッチングアプリで知り合った男性がやたらと聞き上手なときも一応疑ってみるといいかもしれません。初デートで相手の愚痴や相談を聞きたがるのは、恋する心理としてはちょっとズレています。

彼の恋の目的は……?

恋する目的は人それぞれ。みんなが真剣交際を望んでいるとは限りません。また、結婚相談所とは違って、マッチングアプリの「未婚」「独身」が絶対に正しいとは、残念ながら言いきれないのです。

ヤリモク男や独身を装った既婚者は排除されるべきですが、それを見分ける目を持つことも大事。自分を守るためにも、相手の恋の目的を言動の端々から見抜くようにしましょう。


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