絶対に彼に言っちゃダメ…男性が「別れたい」と感じた女性の言葉6選

文・東城ゆず — 2022.1.5
どんなに好きな人でも、価値観の違いは存在します。それでも愛情があるからこそ折り合いをつけて付き合いを続けるものですが、なかには価値観の違いが原因で「彼女と別れたい」と強く思ってしまう男性もいるのです。今回は、カップルのケンカにフォーカスして彼氏が「別れたい」とまで思ってしまった彼女の言動について紹介します。

「別れる!」

「あるとき帰り道に彼女と激しい口論になりました。僕は長年付き合ってきたわけだし、なんとか場をおさめようとしました。彼女の怒りが落ち着いてから話し出そうと思っていたのに、彼女がすごい剣幕で“もう、別れる!”と言ってきたのです。

その後すぐに立ち去るわけでもなかったので、僕のことを試していたのだと思いますが、そんな子どもっぽいところにうんざりしちゃいました」(Mさん・21歳男性)

ケンカは相手を理解したり、本音を探れたりと悪いことばかりではありません。「分かりあいたい」と思うからこそ、両者の意見が激しくぶつかるのでしょう。

それなのに、すぐに「別れたい」と言うのはよくありません。勢いで言ってしまうことがあるかもしれませんが、ケンカする度にそのような発言をすると彼をげんなりさせるだけです。向き合ってくれる人の気持ちも考えて思いやりを持って行動できるといいですね。

「信用できない」

「ありもしない浮気の疑いをかけられていたとき、なんとか誤解を晴らそうと弁解していたのですが、彼女から“信用できない”と冷たく言い捨てられたことがあります。

僕は浮気なんかしていないのに、勝手に怒られて“信用できない”とまで言われるとは……。僕の堪忍袋も限界で、つい“別れて”と言っちゃいました。

しかし、不思議と後悔はないです。ケンカはあってもいいと思いますが、僕を全否定するのはやめてほしいです」(Sさん・28歳男性)

自分の勘ぐりや不安な気持ちを全て相手にぶつけるのは控えた方がいいでしょう。責め立てるのではなく、事情を冷静に分析できるような器量をもちたいものです。

「なんでそんなことも理解できないの?」

「僕の彼女は年上なのですが、日頃から僕のことを小馬鹿にするような言い方をするんですよね。でも、それでも彼女が好きだし、本当に僕のことをそう思っているわけじゃないだろうと自分に言い聞かせてきました。

あるとき急に彼女が怒りだしたのですが、その理由を尋ねたら“なんでそんなことも理解できないの?”ときつい一言が返ってきて……。

彼女は本当に僕を見下していたようです。もう彼女と付き合うのに疲れちゃいました」(Aさん・31歳男性)

いくら相手にイラっとくることがあったとしても、相手の人格を全否定するような言葉は慎むべきでしょう。

「私の気持ちわかってくれるかな?」など、言葉を変えるだけで、受ける印象は全く違うものになります。声のニュアンスや表情もケンカの際は注意が必要です。

「私にはもっといい男性が見つけられると思う」

「ケンカの終盤、彼女がケンカをした理由を総括しはじめたときのこと。“その気になれば、私にはもっといい男性が見つけられると思う。だけどあなたのことが好きだから、これからも歩み寄っていきたい”と言ってきたんですよ。

彼女からすると、僕のことを愛していると伝えたかったのかもしれないですが、僕はその言葉がショックで……。ケンカして数週間たった今でも納得できません」(Kさん・36歳男性)

ケンカの終盤には、相手の大切さを再認識したり、言いたいことを要約するシーンもあるでしょう。せっかく終わりかけたケンカが再燃しないためにも、愛情を持って分かりやすい言葉を選ぶようにしたいですね。傷心しているときにうけた言葉は、何年も心に残る可能性がありますよ。

「距離をおきたいくらい辛い」

「倦怠期が1か月続いたときのこと。僕は、お互いの生活や気持ちの整理のために、あえて連絡を控えていました。それでも彼女は電話やLINEを何回もしてきたんです。

僕としては、彼女のうっぷんが晴れるなら……と思い、その連絡にも真摯に向き合ってきました。

しかし、あるときのLINEには“本当は私だって距離をおきたいくらい辛いんだよ!”と書かれていました。

そんな僕の気持ちを差し置いて、勝手なことばかり言う彼女が急に幼く思えてしまいました」(Nさん・37歳男性)

ふたりがふたりらしくいられるためにも、ある程度の歩み寄りは必要なことです。しかし彼が距離を置きたいと思っているときにしつこく連絡してしまうと、彼氏が疲れてしまうこともあります。

「ずっと不満だった」

「ケンカで過去のことを引き合いに出すのは、僕のなかではタブーなんですよね。それは、ケンカをすることと、ここぞとばかりに相手を罵倒するのは違うと感じているからです。

彼女は怒り出すと止まらない性格で、僕の些細な癖から喋り方まで日頃の不満を並べたあと、“ずっと不満だったのに我慢してた!”と言い捨てたんです。僕だって我慢していることはあるし、我慢してなんて言ってないのに理不尽だと思いました」(Sさん・27歳男性)

自分とは違うタイプの人と付き合っている場合、小さい不満を言い出したら無数に出てくることだってあるでしょう。しかし、不満があっても目をつぶれるのは、やはり前提に「相手を受け入れたい」という気持ちがあるからです。

どうしても許せないことは意見を言い合うことで、ふたりの歩幅を合わせることもできますが、日頃の不満までいっぺんに伝えてしまっては彼氏も心が折れてしまうかもしれません。

以上、「正直“別れたい”と感じた彼女の言動6選」でした。

ケンカで本音を言い合い、理解しあうことは大事なことですが、致命傷にならないためにも言葉選びには気を遣うべきですね。

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※ 2020年6月17日作成