媚びとは違う!…彼がメロメロになる「彼女の甘え方」

文・沙木貴咲 — 2020.4.25
甘えるなんて恥ずかしい! 彼には言いたいことの半分も言えない……そんな女性は少なくありません。でも、甘えたいのに甘えられない状態が続くと、ストレスが溜まって彼氏にイライラし始めるはず。良いことなんて一つもないんです。甘えることはとても大事!

甘えベタな女性は少なくありません。でも、甘えと媚びを勘違いしていたり、甘えることにそもそも慣れていなかったりするだけ。彼氏に「どうして私の気持ちに気づいてくれないの?」といきなりキレるより、どうやったら上手に甘えられるかを知ったほうがいいでしょう。

甘えたくても甘えられないとどうなる?

甘えたい気持ちがあるのに甘えられないのは、自己主張があまり得意ではないということ。「こんなこと言っていいのかな」「受け入れられなかったらどうしよう」と、迷いや恐れが渦巻いているはずです。

そして、思いどおりに気持ちを表現できないことからストレスが溜まります。甘えるか、伝えるかはあくまで自分の問題なのに、彼氏に「どうして気づいてくれないの?」と彼女側が怒るケースが少なくありません。

おそらく、不器用な女性のほとんどがそうした文句を言った経験があるはず。とはいえ彼氏は、「そんなこと言われてもわからないよ」と困惑する、あるいは逆ギレするのでしょう。甘えたいのに甘えられないのはメンタル的に不健康ですし、彼氏との関係を自ら壊す可能性も秘めているのです。

甘えと媚びの違いを理解する

甘えるのが苦手な女性は、甘えることを恥ずかしいと感じています。でも、よくよく話を聞けば甘えと媚びを混同していて、甘えの本質を理解していないことが多いのです。

甘えとは愛情表現の一つ。目的は「好き」という気持ちを素直に表すことです。一方、媚びは「こうしてほしい」とお願いする手段。相手に自分の要求を通すことが目的です。甘えることが小悪魔女子のおねだりと重なる場合、根本的に間違えているかもしれません。

彼氏を好きと思う気持ちに嘘がないなら素直に態度や言葉に表す……それが甘えです。小悪魔的な媚びは必要ないので、彼氏への恋心を大切にしてください。

彼氏は「甘えてほしい」と待っている

男性の多くは、彼女から甘えられることを待っています。頭をなでるのが好きとか、手をつないだりハグしたりするのが好きというのは、彼女を純粋にかわいいと思っていて大事にしたいから。彼女から甘えられるのは、彼氏にとって願ってもないことなんです。

だから、そもそも「こんなこと言っていいのかな」「受け入れられなかったらどうしよう」と迷う必要はありません。

甘えを受け止めてくれない彼氏には堂々と文句を言っていいですし、そんな男に付き合う価値はないはず。本気と見せかけて適当に付き合っているんじゃないかと疑ったほうがいいかもしれません。

男性は女心がわからない

彼女が彼氏に「どうして気づいてくれないの?」と突っかかる……というのはよくあるシーンですが、何も言わない彼女の心を的確に読める男性はいません。
断言します。そんな人はいません。彼女が匂わせ行動を見せたつもりでも、ほとんどの彼氏は気づかずにスルーしてしまいます。そのくらい男性は鈍感な生き物なのです。

したがって、自分の気持ちを察してほしいと考えること自体、やめたほうがいいでしょう。「言わなくちゃわからない」と考えてください。

また、本音をズバッと言えない人は、些細なことから言うクセをつけて慣れることが大事。恋愛はそもそも恥ずかしいものですから、アプローチも告白も彼氏に気持ちを伝えることも慣れていくしかないんです。恋にまつわる不器用さは、慣れれば大抵うまくできるようになります。

まずは行動すること。言葉にしてみること。そこから始めてみましょう。彼氏に甘えて、言いたいことを伝えられるようになると、恋はもっと楽しくなるはずです。


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