色気ムンムン!…ガチで抱かれたい「世界の男前」厳選7人

写真・文 松永学 — 2020.3.7
パリ在住のカメラマン、松永学さんによるイケメンスナップ。ファッションウイークも無事終了! しかし新型コロナウイルスのせいで展示会のお客が少なく腐っている大人のイケメンたち。それでも、みんなやる気満々でした。

ベルトラン 39 歳 アーティスト&デザイナー

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–写真は「ここで撮って」とベルトランが自ら描いた壁絵の前で。絵も描き、デザインしている手袋もダイナミック!

僕はニーム出身です。若い頃は絵描きでした。今も絵を描いています。『ARISTIDE』という僕の手袋ブランドは、もともとは面白い表現をしたいと思ってやり始めました。このブースも世界観を表現するために自分で壁にペイントしました。展示会はパリとミラノに定期的に参加しています。

日本でも扱っていただいてるのですが日本にはまだ行けていません。大都会のモダニズムももちろんですが、日本の田舎、特に風景を見てみたいのです。パリは18区、バルベス界隈はコスモポリタンな匂いがいっぱいで、旅行に来たような気分になれます。

理想の女性像はもちろんキレイな容姿で、家族を大切にしている人ですね。僕の手袋をうまくコーディネイトしている人を見るとグッときます。

アドリアン 28歳 ブランドコマーシャル

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–中国に6年いて昨年パリに戻ったアドリアン。日本にも住んでみたいと。

今日は『BÉTON CIRÉ』のブースで働いています。6年間中国にいたので中国語も話せますが、日本語も勉強したいですね。昨年は日本に行きました。このブランドに関しての仕事でした。このブランドは日本人にも人気です。日本の音楽が好きで渋谷系もよく聴くし、特にPerfumeの大ファンです。うどんやお好み焼きが美味しかったですね。日本に住んでもっと日本のことを知りたいです。

パリでは10区、11区は好きなレストランもいっぱいあるしクリエイティヴな人もいっぱいいて楽しめる界隈です。中国が長かったので現地の女優さんをたくさん知りました。特にzhou xun(ジョウ・シュン)。彼女が出ている映画はほとんど観ました。大女優ですね。

トマ 31歳 デザイナー

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–パリを脱出して北フランスのリールでブランドを立ち上げたトマのファッション感とは?

僕は以前パリに6年間住んでいました。『Christian Lacroix』や『Burberry』でデザイナーアシスタントを務め、そのあと自分のブランド『VOIR(E)』を4年前に立ち上げました。ベースは北フランスのリールで制作していますが、年に数回はパリで展示会に参加しています。

日本はまだ行ったことがありませんが、日本のことはよく知っています。黒澤映画の大ファンなんです。以前観た彼のドキュメンタリーが素晴らしく、もの作りの姿勢が僕の心に響きました。宮崎映画の『千と千尋の神隠し』の世界観も大好きです。日本に行けたらスピリチュアルな山々を見てみたいんです。温泉に猿が入っている映像を見たのですが、彼らと混浴もしてみたいです(笑)。日本酒、特に純米酒が大好きでよく飲みますね。

パリではパレ・ロワイアル庭園が大好きです。パリの中心にあってもとても静かなところで、ミステリアスな歴史が詰まっている場所ですよ。僕の作る洋服はちょっと『Yoji Yamamoto』的でもあってマスキュリンっぽい女性に似合うと思っています。女優のTilda Swintonは最高なスタイルを持った女性だと思います。

ソラバー 37 歳 デザイナー

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–刺繍が大好きなソラバーは3年前に自分のブランドを立ち上げました。

僕は、以前は『Martine Sitbon』のスタジオで働いていました。刺繍のインスピレーションは、自然、歴史、芸術、時にはおとぎ話などから受け、そして繊細さで物語を作る作業です。日本でも僕の作品は手に入るので見てみてください。でもまだ日本に行ったことがないんです。日本人がどのように着こなしているのかとても気になっています。

パリではヴォージュ広場やセーヌ川近くで夏のピクニックが最高ですね。でもまだ夏には遠いですが……。モントルグイユ界隈は集まる人たちもブランシェでいい感じですよ。女性はアート好きで詩的な人がいいですね。女優のGwyneth Paltrowは大好きです。僕が作ったものが似合いそうです。

バンジャマン 38歳  ブティック勤務

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–日本でも人気のブランド『Edward Achour』の展示会場にいたバンジャマンのキャリアは?

僕はプロのダンサーになりたくてパリでダンスのレッスンを受けました。同時にモデル業も長い間やっていて、劇場で俳優も経験し、その後バーマンをやったり、テレビドラマに出たり、テレビ番組の司会者を務めたりしました。ショービジネスの世界で生きてきましたね。

2年半前からは『Edward Achour』のブティックで顧客対応をしています。今でもダンスは続けていてフランス以外でもスイスやベルギーで踊る機会もあります。残念ながら日本に行ったことがないのですが、日本食は大好きでEdwardから日本のことをいろいろ聞いています。パリはオペラ・ガルニエが大好きな場所です。建築、デコレーション、全て完璧ですね。

好きなタイプはダンサーのMarie-Claude Pietragalla、歌手のMylène Farmer、女優はFanny Ardant。3人とも個性的で自分の表現に忠実なんです。

サミュエル 31歳 BtoBマーケティング

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–マルセイユでBtoBマーケティングをしているサミュエルはいい笑顔で答えてくれました。

僕の仕事は、企業と企業の取引仲介で、忙しい毎日ですが、この仕事は大好きです。もともとカナダに7年間住んでいてシューズデザインもしていました。同時にBtoBを始めて、今は年4回の展示会でパリに来ています。

僕はバーベキューや鉄板焼きが大好きなのでワイワイ仲間と食事するのが楽しいひと時です。あとタパス系もみんなで分け合って食べられるからいいですね。パリに来たらマレ地区にはよく行きます。小さなブティックやバーも多くて楽しめる場所ですよ。女性はいつも楽しくて元気な子がいいですね。歌手のリアーナは僕のアイドルです!

ユーゴ 24歳 コメディアン

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–展示会ブースで給仕中のユーゴ、実はコメディアンでした。

僕はフランス南西部トゥールーズ出身で小さい頃からラグビーをやって育ちました。パリには3年前にやってきて劇場でコメディアンをしています。仕事がない時はアルバイト的に今回のように展示会内のレストランブースで働くことが多いです。コロナウイルスのせいで人出は少ないようですが、このレストランはお客さんでいっぱいです。食には不景気はないのでしょうか?

パリの好きな場所はノートルダムです。映画や芝居でいろいろな世界観が表現されていてイメージも膨らむ場所ですね。火事以降工事は進んでいるようですが、早くもと通りになってほしいと思っています。女性はNatalie Portmanが役者としても最高です。Selena Gomezもいい感じです。音楽は好きじゃないですが(笑)。