あなたはできてる?「手の正しい洗い方」 新型コロナウイルス対策

文・並木まき — 2020.2.13
新型コロナウイルスの感染が世界中に広がっており、日本も例外ではありません。感染を予防するためにはどうすればよいのでしょうか……。そこで今回は、行政業務に携わった経験がある並木まきが、正しい手洗いの方法をご紹介します。

■そもそも「手洗い」はなぜ大事なの?

私たちは、生活していくうえで、さまざまなものに無意識に触れています。首相官邸の発表によれば、“ドアノブや電車のつり革など、多くの人が触れるものに触れることによって、自分の手にウイルスが付着する可能性”も指摘されています。

そのため、感染症対策として、外出先からの帰宅時・調理の前後・食事前のタイミングで、こまめに手を洗うよう推奨されているのです。

新型コロナウイルス対策としてだけでなく、風邪やインフルエンザに対する予防策にもなりますので、日頃から正しい手洗いを徹底する心がけは、健康管理にもつながるでしょう。

■正しい手洗いの方法はこれ!

感染症対策として大きなメリットがあるとされている「手洗い」ですが、正しく洗わなければ、その予防効果も減ってしまいます。
そこで、改めて正しい洗い方をご紹介します!

指輪やアクセサリー類を外す

まず、手洗いの前に、爪を短く切っておき、指輪やアクセサリー類を外しましょう。

流水で手を濡らしたあと、ハンドソープや石けんを手に取り、手のひらをよくこすり合わせましょう。

指先や爪の間も入念に洗う

手の甲を伸ばしてしっかりと洗い、その後指先や爪の間を入念にこすり合わせましょう。

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さらに、洗い残しが多いと言われている指の間も、手を組み合わせながらきっちりと洗います。

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また、親指の付け根も洗い流しが多いので、ここも反対側の手を使いながら、ねじるように入念に洗いましょう。
最後に、手首も忘れずしっかりと洗います。

水道の蛇口に注意!

仕上げに、流水で石けん類を洗い流し、ペーパータオルでよく拭き取ります。

ここで気を付けたいのは水道の蛇口。水を出す際に、石けんで洗う前の汚れた手で触れているため、そのまま水を止めようと蛇口に触れると、再び手が汚れてしまいます。

水を止めるときは、手を拭いたペーパータオルを使って、洗った手が直接蛇口に触れないようにすると、より安心でしょう。

■見落としがちな咳エチケットとは

咳やくしゃみをするとき、他の人や物に飛沫が付かないようにする「咳エチケット」。

今回の新型コロナウイルスでも、飛沫感染が主な感染ルートと指摘されていますので、より徹底した咳エチケットが求められています。

咳やくしゃみをするときは、手のひらで口を覆うと、その手でドアノブなどに触ったとき、ウイルスを移す可能性があります。マスクをしていない場面で咳をする際は、ひじの内側でおさえるほうが確実です。

また、マスクの着用も咳エチケットとしても重要です。

■正しい手洗いをマスターしよう!

正しい手洗いは、コロナウイルスの感染予防だけでなく、インフルエンザなどの感染症予防にも有効です。ふだんは丁寧に手洗いをする習慣がなかった方も、ぜひこの機会に正しい洗い方を身につけておきましょう!

参考:新型コロナウイルス感染症に備えて ~一人ひとりができる対策を知っておこう~(首相官邸)

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