何でも相談して…既婚男が不倫したくて言う「お決まり誘い文句」

文・沙木貴咲 — 2019.12.9
既婚男性が独身女性を狙う時、どんなセリフを言うんでしょうか? 不倫をしたがる男性を3つのタイプに分けてご紹介します。

不倫を誘う既婚男性には、お決まりのセリフがいくつかあります。自由な恋愛が許されない身の上ですから、ちょっとひねった誘い方をするんです。うっかり気を許すと、いつの間にか引き込まれて好きになっていた……ということになるかも? くれぐれも気をつけて!

「何でも話聞くから相談して」

これは不倫を望む既婚男性が使うセリフ、ナンバーワンじゃないでしょうか。相手の弱みにつけ込むやり方で、交際中の彼氏とうまくいっていない女性や、仕事で悩んでいる女性、疲れが溜まっている女性がだまされやすいはず。

職場の先輩・上司というシチュエーションだと、特にコロッとなびいてしまうようですが、既婚男性は相談役を隠れみのにしながら巧妙にホテルに誘おうとします。心が弱くなっている独身女性からすれば、家庭持ちならではの包容力や大人の男性の落ち着きが魅力に感じられるのでしょう。

残業中、あるいは飲み会などで、「何かあった? 悩みがあったら聞くよ」と言ってくる既婚男性には要注意。心身が弱っている時ほど、警戒して頼らないほうが良さそうです。

「彼氏ひどいね。ウチも妻がさ…飲み行かない?」

これは、愚痴を共有して共犯になろうと考えるタイプ。彼氏持ちの独身女性がうまくいっていないと知ると、女子トークさながらに「彼氏ひどいね。ウチの妻もひどいの」「そうそう、わかる!」と同調して心の距離を縮めてきます。

そして、「ここで話すのもなんだからさ、ちょっと飲みに行かない?」とお酒に誘い、一気に関係を親密なものにしようとするでしょう。

とはいえ、この手の既婚男性は、本当に妻と不仲になっているとは限らず、実は仲良しのことが多いのです。独身女性を誘うために演技するだけで、話す内容はウソだらけの可能性があります。

ノリ良くバッシングを楽しむタイプは、愚痴大会をするだけでは終わらせないでしょう。あわよくばその先の展開を狙っているので気をつけて!

「最近つらいんだよね。妻がひどくてさ……」

これは、自分の弱さを丸出しにして同情を買おうとするタイプ。優しくて面倒見の良い女性につけ入り、ズルズルドロドロの不倫に発展することが多いといえます。

前項の嘘つきタイプとは違い、このタイプは本当に妻と不仲になっている可能性が高め。家庭から逃げたい、離婚したい一心で自分を慰めてくれる女性を求めるでしょう。

ただ、夫婦仲を自力で改善することも離婚することもできず、同情をエサに不倫するくらいの男ですから、頼りがいや甲斐性はほぼありません。もし付き合ったとしても中途半端な関係がダラダラ続くだけ。「離婚するから」と言っても実際には離婚しない、というドロ沼状態になるでしょう。

不倫のなかでも女性がつらい状況に陥りやすいパターンです。いつもは強気な上司が、二人きりの残業中にふと弱音を漏らす……というシチュエーションにはくれぐれも気をつけてください。

不倫は成就しない

不倫関係から結婚して幸せになった人がいないわけではありません。でも、そういうケースは驚くほど少なく、不倫は成就しないで悲しい結末を迎えるのがほとんど。

しかも、不倫がたどる結末で多いといわれるのが、「妻バレして慰謝料請求されて別れる」だそうで。愛を失うだけでなく、お金まで失うのだとしたら、不倫なんて手を出さないほうが賢明でしょう。

既婚男性がどんなやり口で近づいてきたとしても、誘いには乗らないことが大事です。

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