別れのきっかけになる? …喧嘩しないカップルの末路4選

文・塚田牧夫 — 2021.3.14
喧嘩するのにもエネルギーが必要です。できれば、喧嘩なんてせず、平和に暮らしたいもの。でも、あまりに喧嘩しないのも、関係が崩れていく要因になることがあるようです。そこで今回は、“喧嘩しないカップルが別れたキッカケ”というテーマで、経験したことのある男女に話を聞いてみました。

本音が言えず体調を崩して

ケンカしないカップル その後

「元カレは、私が好きで好きで、猛烈アプローチをして付き合った人でした。という背景もあって、立場が完全に違う。対等ではなく、私は彼に対して何も言えませんでした。

すると、どんどん不満が溜まっていき、やがてそれが原因で体調を崩してしまいました。回復させるにはもう、別れるしか方法はありませんでした」ナオミ(仮名)/27歳

喧嘩しないというよりは、服従するしかなかったのでしょう。立場にそれだけの差があると、心のバランスが取れなくなってくるのかもしれません。

初めての喧嘩で仲直りできず

ケンカしないカップル その後

「二年間付き合った彼女がいました。その子とは、まったく喧嘩をしていませんでした。でも、友だちの家に二人で行ったとき、なんか彼女の行動で気になる点があり、注意したんです。

帰りがけに軽く口論になりました。それが初めての喧嘩。ただ、喧嘩の経験がなく、仲直りの仕方が分からなかったんです。謝るタイミングが分からず、すれ違ったまま、疎遠になっていきました」カンジ(仮名)/29歳

仲直りするのにも、順序があります。普段喧嘩をしていないと、そのパターンがない。どう進めるべきか悩んでいるうちに、タイミングを失ってしまうのでしょう。

最初から諦めていたのかも

ケンカしないカップル その後

「元カレは、十歳も年下の男性でした。なのでもう、弟みたいなもの。何か注意することもなく、好き勝手させていました。

すると、どんどん外に遊びに行くようになり、私から離れていきました。まあ、年齢差もありますから、私自身、最初から諦めていたのかもしれません」イヨ(仮名)/35歳

いずれ彼が離れてくことを、覚悟のうえで付き合ったということなのでしょう。無駄に揉めるよりも、短い時間でも穏やかに過ごすことを選んだのかもしれません。

刺激をくれる人との出会いにより

ケンカしないカップル その後

「以前付き合っていた彼女は、すごくおとなしくて、喧嘩なんてまったくしませんでした。なんの不満もない、穏やかな日々を過ごしていたんだけど、ある女性と出会って状況が変わりました。

その女性は気が強く、すぐに突っかかってきて喧嘩になる。嫌な女性だと思ったけど、だんだん気になるようになってきて……。結局、彼女と別れてその女性と付き合いました」シンジ(仮名)/33歳

あまりに穏やかな日々に慣れてしまうと、今度は刺激を求めるようになります。ないものねだりをしてしまうのが、人というものです。

“喧嘩しないカップルが別れたキッカケ”をご紹介しました。

喧嘩をしないのはいいことですが、思わぬ弊害をもたらすことも。我慢を重ねて、無理に喧嘩のない状態を続けるよりも、言いたいことを吐き出して、喧嘩するときはしたほうが、後悔のない付き合いができるのではないでしょうか。

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※ 2019年6月7日作成