節約の第一歩!レシートを使った「簡単・家計管理法」3選

文・山田良政 — 2019.5.25
私たちが日々、目にしているレシート。そのまま捨てている人も多いかもしれませんが、実は、このレシートを活用すれば、日々の生活を管理することが可能なのです。そこで今回は、資産運用・トレーディングのプロである山田良政さんに“レシートを活用した生計管理法”についてご紹介いただきます。早速、お財布の中のレシートを見てみましょう!

■まずはレシートを分類してみよう

まずは、毎日の買い物でもらうレシートをグループ別に分類して、グループごとに毎月ざっくりと集計してみましょう。

グループは、自分の生活スタイルに合わせて10種類程度、設定しましょう(例えば、食費、水道光熱費、通信費、交際費、衣服費、レジャー費、交際費、車関連費、教育費、書籍代など)。

そして、グループごとに封筒やクリアファイルなどに分けて保管しましょう。それだけで、自分が何に多くお金を使っているのかが分かるのです。

■レシートが溜まってきたら仕分け作業を

ある程度レシートが溜まってきたら、各レシートに対してその支出を振り返り“〇 △ ×”を書き込んでみてください。

〇…良い買い物(=将来の自分や家族の成長に繋がる支出)
△…普通の買い物(=生活に必要な支出)
×…悪い買い物(=無駄遣い。不要だった支出)

このような基準で判断すると良いでしょう。

このレシート仕分けの意義は、自分の気持ちの変化に気づけるという点にあります。買った当時は本当に欲しかったものでも、ある程度時間をおいて冷静に考えてみると、不要なものだったと気づくことも多いものです。

このように自分の無駄遣いのクセを把握することで、余計な出費を抑えることができるのです。

最低限1ヶ月に1回程度、慣れてきたら毎週など、定期的に振り返るのがオススメです。

■家計簿アプリを最大限に活用する

レシートを使った家計管理ができるようになったら、スマホアプリを使ってみるのもひとつの手です。簡単に家計簿を付けられる“家計簿アプリ”を導入してみましょう。

クレジットカード決済の管理はもちろん、スマートフォンのカメラでレシートを読み込むことで、現金でのお買い物でもアプリにその内容を反映してくれる優れものなのです。

さらに、スーパーでの食材購入レシートを撮影すれば“食費”、衣服購入レシートを撮影すれば“衣服費”といった具合に、自動的に仕分けてくれる機能もあるようです。自分でいちいち分ける必要がないので、忙しい方にもオススメです。

以上、“レシートを使った家計管理法”をご紹介しました。

余談ですが、ある探偵業者いわく、レシートを集めて中身を見るだけで、その人の生活がほぼすべて分かってしまうのだとか。ちょっと極端な例ですが、それだけレシートにはあなたの普段の生活が反映されているのです。

普段すぐ捨ててしまうレシートも、改めて見てみると、自分でも気がつかなかった面白い発見があるかもしれません。あなたも今日から早速始めてみてはいかがですか?


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