ポケベルの名残?ポケベルピッチ世代の「恋愛LINE」覗き見3つ
14106
「同じくらいの世代だったんで、“14106”と送ったら、“35914106”と送られてきて、嬉しかった」(ナミエ/42歳)
14106は「あいしてる」。114106と打つ人もいました。1が「アイ(I)」もしくは、「ア」「イ」。4が「シ」。10はtenだから「テ」。6が「ル」です。359は「すごく」。3はthreeだから「ス」。5は「ゴ」。9は「ク」です。
知らない人から見たら暗号のようですが、その世代の人が見ると、文字よりも響くものがあるのかもしれません。「それ、わかる感」もなにか嬉しいですよね。
電話番号入力
「LINEに電話番号を入力して送る。意外とかかってくる。LINE電話とかあるし、ポケベル時代の癖なんかとうにないけど、なんとなくやってみたら、結構ドキドキ感があっていいみたい。いきなり通話が来るよりも、電話してと言われるよりも、なんかいいでしょ? できたら公衆電話からかけてほしいかもね(笑)」(ラン/40歳)
14106もそうでしたが、これはポケベル世代でも、まだ数字しか入力できなかったかなり最初の世代ですよね。数字だけで、愛のコミュニケーションをとってきたポケベル世代。いろいろな誤解が生じたこともあったかもしれません。
スタンプ使いまくり
「当時ポケベル持ってた子って、結局新しいもの好きなんですよ。あと、どちらかというと、遊んでた子。だから、今はLINEだったら、スタンプとか使って、普通にやってると思いますよ。うん、それでも、普通よりはスタンプとか絵文字とか、多めなのかもしれないな。ポケベル時代は思い出したら“なちい”(懐かしい)けど、LINEのほうが100兆倍便利でしょ」(アヤ/39歳)
確かにおっしゃる通りで、ポケベルを持ってる子って、遊んでいる風の子が多かったですね。とくに最初のほうは。名刺作って、ベル番を書いていた女子高生が多かった気がします。まさしく、なちいですな。
ポケベル世代のLINE術、3つご紹介いたしました。いかがでしたか? あっという間に廃れたポケベルと比べると、LINEは流行り廃りではなく、すでにスタンダードなコミュニケーションツールになった気がします。まさに過渡期であった当時を経験した人たちを羨ましいと思う人もいるかもしれません。でも、受験戦争、就職難、バブル未経験……と、なかなか大変な世代であることも事実です。
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