悲劇のヒロインかよ…!? 男が聞いて呆れた「彼女の心の闇」3選

文・塚田牧夫 — 2018.8.21
「私には暗い過去がある……」なんて、悲劇のヒロインぶる女性が稀にいます。それを涙ながらに語り、男の同情を引く。でも、実際たいした内容ではないことも……。そこで、“聞いて呆れた彼女の心の闇”というテーマで、男性たちにいろいろ聞いてみました。

“いいね”が欲しくて…

「彼女から突然、“最近病んでる”というLINEが来ました。心配するじゃないですか? すぐに連絡して、食事しながら話を聞くことに。

何を悩んでいるのかと思いきや、SNSの“いいねが少ない”と言うんです。最近友だちになった人は押してくれるけど、親友がしてくれないと嘆いていました。そこに、人間関係の希薄さを感じると……。

“深い意味はないんじゃないの?”とは言っておきましたけど……。そんなところでしか人と人との繋がりをはかれないことに、浅はかさを感じて仕方ありませんでした」テルヨシ(仮名)/32歳

亡くなったのは恋人ではなく…

「俺はどっちかっていうと、彼女よりも男友だちを優先するタイプ。なので、彼女への連絡なんかもマメにはできていませんでした。

するとあるとき、彼女が泣きながら語り始めました。“実は高校のとき、彼を事故で亡くしている”と、重たい話をし始めました。

なんでも付き合っていた彼氏が、友だちと遊んだ帰りに事故に遭ってしまったのだと……。その影響で、連絡がないと心配で仕方なくなってしまうそう。

そんな過去があったなんて知らなかったので、それ以来、ちゃんと連絡をマメにするようになり、この子を大事にしよう……と思い直しました。

しばらくして、彼女の地元の友だちと三人で話す機会がありました。すると、その友だちが、例の亡くなった彼の話をし始めた。大丈夫かな……と彼女のほうをチラッと見たら、全然平気そう。しかも“だよね~”なんて気軽にのっかってるんです。

“付き合ってたんじゃないの?”って聞いたら、“付き合ってはいない”と。ただ、“好きではあった”と言う……。しかも、亡くなったのは高校を卒業してだいぶ経ったときらしい。

そんな他人の話を、あたかも自分の恋人が亡くなったかのように語っていた彼女に対して、ちょっと不信感を抱きました」リョウ(仮名)/28歳

不思議な力があると…

「あるとき、彼女が真顔で言いました。“私には不思議な力がある”と。

子どものころ、夏休みにお婆ちゃんの家に行ったそう。そこでイタズラをしてしまい、お婆ちゃんにきつく怒られたそうなんです。

彼女は“お婆ちゃんなんか死んじゃえ”と強く思った。そうしたら翌日、お婆ちゃんが急に倒れ、病院に運ばれた。そしてみるみるうちに衰弱していったそうです。

それ以来、自分には不思議な力があると信じ、絶対に“死ね”と思うのはやめようと誓ったらしい。

ただの寿命だったんじゃないかな……と思うところはありますが、“死ねと思わない”のは良いことなので、そこは否定せず“そうなんだ”と受け入れましたが、嫌な話ですよね」フナキ(仮名)/30歳

“男が聞いて呆れた彼女の心の闇”をご紹介しました。

あんまり感傷に浸っていると、彼にも呆れられてしまいます。悲劇のヒロインになるのもホドホドにしておきましょう。

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