長続きしたいなら…家庭をアレと考える「仲良し夫婦の秘訣」

文・沙木貴咲 — 2018.5.26
結婚が恋愛の延長上にある……なんて思っていませんか? 実はまったくの別物! 結婚したら彼とは恋人同士ではなく、夫婦としての関係を築いていったほうが良いんです。ガラッと頭を切り替えたほうが、夫婦関係は円満で長く続くに違いありません!

誰もが抱く「恋愛の先に結婚がある」という錯覚

恋愛メンタルアドバイザーの沙木貴咲です。結婚後に、「こんなはずじゃなかった」と夫に幻滅するケースはたくさんあります。でも、だからといって離婚するわけにもいかず。安定した家庭を継続するには、結婚が恋愛の延長にないと考えることが大事なんです。

まず初めにお伝えしておきますが……結婚は恋愛とは別物です。恋人関係がどれだけ長く続いても、夫婦になったら関係性が変わるものなんです。恋人同士は、向き合ってお互いに好きな人だけを見つめている状態。「一対一」の関係性で、二人の仲が良ければそれでヨシ! いっぽう、夫婦は並んで肩を組み、二人で社会に向き合っている状態。「二人対社会」という関係性で、夫婦はお互いの責任を負い、一心同体であることが必須条件です。具体的には、夫婦として両親や親戚、仕事関係者、ご近所さんなどと良い付き合いを結ぶことが求められるでしょう。

そのため、恋人としてはうまくいっていた彼でも、夫婦になったとたん、ぎこちなくなることがあります。たとえば、彼が自分の両親と接する姿に幻滅したり、彼の仕事の仕方や金銭感覚に違和感を覚えたりする、という具合に。交際中は知る必要もなかった面を初めて知り、あぜんとするかもしれません。

夫をどれだけ背負えるか?

夫婦は運命共同体なので、一方が転べばもう一方が支えることになります。今どきは、「妻だから夫に守ってもらえる」という考え方はしないほうが安全です。

たとえば、結婚後に彼が無職になったら? あなたは夫が再就職するまで、家計をひとりで支えられるでしょうか。あるいは、夫が重い病気になってしまったら? 家計はもちろん、精神的に彼を支え続けていくことができますか。

夫婦がお互いに責任を持つということは、夫をどれだけ背負えるかという意味。逆に、妻である自分がしたことは、夫も連帯責任を負うことになります。夫婦関係には、恋人同士にはない重みがあります。交際時と同じ感覚では、どうしてもいられなくなるんですよ。

それぞれの役割を決める

結婚して「こんなはずじゃなかった」と夫に失望する原因の多くは、「彼はこうしてくれるだろう」という期待が外れることにあります。たとえば、たくさん稼いできてくれるだろう、家事を手伝ってくれるだろう、私の話を聞いてくれるだろう……というふうに。

とはいえ、熟年夫婦だって言わなければわからない部分が必ずあるもので、してほしいことはちゃんと言葉にしたほうが良いでしょう。「夫婦なんだから気づいて」というのは、さすがに期待しすぎかもしれません。そのため、家庭内のお互いの役割を明確にするというのも、期待外れをなくす方法のひとつ。食事当番、お風呂そうじ係など、ある程度は初めに決めたほうが、家庭生活は円滑に回るはずです。

役割を決めて、それぞれが自分の仕事を果たすなんて、まるで会社のようですが……実はそれでいいんです。家庭は一番身近で最小の組織ですから、ただ属するのではなく、より良い組織づくりがつねに必要なんですよ。

一緒にいるのが当たり前、じゃない!

夫婦だから一緒にいるのが当たり前……というのは誤った考え。恋人同士の雰囲気をそのまま持ち込むと、慣れ合いと期待しすぎの関係を作ってしまいます。何年一緒にいても、「彼と良い関係を築くには?」と考えることは大事です。会社がうまくいくかどうかは社長次第ですが、家庭が幸せかどうかは夫婦次第なんですよ。お互いの仕事や価値観を尊重して、つねに “夫婦ミーティング” をするのが良いんじゃないでしょうか?



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