春も夏の2/3以上の紫外線! 美白を保つために日焼け止めの基礎知識をおさらい。

写真・文 髙村ひかり — 2017.4.2
春以降、急激に増える紫外線。「何か対策をしなくては!」と頭ではわかっていながらも、なかなか実践できないことも多いはず。そこで、UVがもたらす影響や日焼け止め選びのポイントについて、基本をおさらい。春から始める美白ケアで、目指すは日焼け知らずの透き通る肌! RUHAKUのプレス・今泉さんにうかがいました。

春の紫外線量は、夏の60%以上!?

「紫外線と聞けば、夏を思い浮かべる人も多いかもしれません。確かにピークを迎えるのは7月。しかし4月の時点ではすでに、夏の3分の2に値する紫外線が降り注いでいるんです」と今泉さん。

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だから美白を目指すなら、桜の季節からUVケアを始めておくのが正解。

紫外線には2種類がある!

「日焼けは、シワ、たるみ、シミなどをもたらす、美肌の大敵として知られています。しかし実は「UV-B」と「UV-A」の2種類があり、肌に与える影響が違うのをご存知ですか?」

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UV-Bは波長が短く、到達できるのは肌表皮まで。しかしエネルギーが強く、シミやシワの原因になると言われています。またコラーゲン繊維を壊す酵素の働きを高め、間接的なシワの原因にも。

UV-AはBに比べて波長が長く、肌の奥深く(真皮)まで到達し、ハリを保っているコラーゲンなどを壊す酵素を増やし、たるみやシワの原因に。天気や季節に関係なく1年中降り注ぎ、室内にいてもガラス窓を通過して肌に影響をもたらします。

つまり年中、たとえ室内での仕事が多いデスクワーカーでさえも油断は禁物。紫外線は昼間ならいつでも肌に届いていることを知っておきましょう。

天候による紫外線量の変化

「また快晴時の紫外線量を100とした場合、それぞれの天気ごとの紫外線量はこの通り」

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快晴:100
晴れ:98〜90
薄曇り:約80
曇り:60
雨:約30

日差しを感じない雨でも、晴れの日と比べて3分の1の紫外線量があるとは…驚きです。

日焼け止めの適量を知ろう

「日焼け止めには、紫外線をカットする力の数値がPAやSPFなどで示されています。しかし実は、これらの効能をしっかり発揮させるためには0.8gの量の日焼け止めを塗る必要があるのです(顔全体をカバーするとした場合)」

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パウダータイプとリキッドタイプの日焼け止めを0.8g、実際に紙の上に出してみました。

意外と量が多いと感じる人が多いのでは? 高いPA・SPF値を選んで塗っているのにも関わらず焼けてしまったという人は、量の不足が原因かもしれません。

「ちなみにこの量を塗っていたとしても、どんな日焼け止めでも “塗り直し” は必須。ウォータープルーフのような崩れにくい日焼け止めは、特に洗浄力が高いクレンジングが必要になるので、その後のお手入れで水分や油分をしっかり補ってリカバリーしてあげてください」

正しい知識を知って、さらなる美白を目指そう!

目には見えないからこそ意識が届きにくいものの、季節や天候に関わらず、しっかりとした紫外線ケアを続けるのが理想。ぜひお気に入りの日焼け止めを見つけて、美しい白肌を保ってくださいね♪

Information

●紫外線ケアについて教えてくれた先生
沖縄オーガニックコスメRUHAKUのプレス・今泉さん

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●RUHAKU/オーガニック日焼け止め
左:月桃UVボディヴェール(顔・からだ用) 
右:シークワーサー ブライトニングUVヴェール(UV化粧下地)
http://ruhaku.jp

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