【めざせ星野リゾート制覇vol5】学生は星野リゾートが超オトク!? 憧れの「界 鬼怒川」で和を堪能、憧れの大人女子に近づく旅

写真、文・中村朝紗子 — 2017.1.2 — Page 2/4

黒羽藍染ワークショップを体験

続いて、お部屋を移動して「黒羽藍染」の体験ワークショップへ。

笑いが絶えない楽しいレクチャーでした。

先生は、黒羽藍染職人の小沼雄大さん。24歳の時に江戸時代創業の「黒羽藍染紺屋」を継いだ、若き8代目です。

ところでみなさん。「藍染め」について正しく説明、できますか?

原料のスクモの香りを嗅ぐ2人。

藍染めは、植物に含まれる“インディゴ”という青い色素で染める草木染の一種。

「黒羽藍染紺屋」では、蓼藍(たであい)の葉を発酵させた、徳島産の「スクモ」(染料のもと)に、フスマや石灰、日本酒などを加え、藍甕の中でさらに発酵させた液で染めているのだとか。

今日はこれを作ります!

今回はこの黒羽藍染を、実際に体験させてもらうことに。黒羽愛染で、世界に1つだけのバンダナを作ります!

結び目が白い模様を残します。

まずは模様を決めていきます。結んだり輪ゴムで縛ったりしながら、染まらない部分を作ります。

ビー玉と輪ゴムで、様々な模様を表現できる。

続いて藍染へ。素手で染料に触れると真っ青になるので、手袋をつけて慎重に…。(先生はまっ青な自分の手を「アバター」と自称。参加者の笑いを取る場面も!)

IMG_0019
どんな模様に仕上がるかな♪

染料に2度漬けしたあと、輪ゴムや結び目をほどき、水にさらして一晩乾かすと…。

陽の光を受けて、藍色がさらに美しく見えました!

ご覧ください、この仕上がり! 一言では言い表せない風情ある濃淡に、個性的な模様が映えています。

高村 小沼さんから直々に教えていただき、旅で一番の思い出になりました♡ 東京に帰ってきてからも、オリジナル藍染を見てこの旅を思い出すことができるのが嬉しいです♪

加藤 ただ体験するだけではなくて、尾沼さんが藍染のお話を楽しく説明してくださったので知識もつきました。翌朝、キレイに染まったバンダナを見たときは感動しました。思い出と一緒に藍染のバンダナも持って帰れるなんて素敵!

とちぎ民藝を体感する滞在を

夕食までは、お部屋でくつろぎタイム。冷えたカラダをあたためる温泉も、旅の醍醐味。

1. ご当地部屋「とちぎ民藝の間」
窓の外に緑を望む広々としたお部屋。
全48室のお部屋は「とちぎ民藝の間」として、地元にちなんだ益子焼や黒羽藍染、大谷石を取り入れたデザイン。地域ならではの工芸品に囲まれて、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
内湯・露天の2つのお風呂が楽しめます。
“内湯・露天の2つのお風呂が楽しめます。

お楽しみの大浴場には、内湯と露天の2つのお風呂が。夜には庭がライトアップされて、幻想的な雰囲気に。春には花見露天も楽しめるそう!

ーお部屋、お風呂はどうだった?

高村 温泉も広くてとっても気持ちがいいし、湯上りにライトアップされた中庭も風情があってステキ!
加藤 お部屋の至る所に、栃木の民藝品が。上質なものに囲まれると特別な気分になれました。露天風呂には小さな紅葉が浮いていて、季節を感じました♡