【台北グルメ三昧♪】2泊3日で女ひとり沖縄&台湾はしご旅!#2

文、写真・斉藤アリス — 2016.10.18
旅連載【アリスがゆく!】第8回目の目的地は「沖縄&台湾」。大人気の南の島2つを2泊3日ではしご旅してきました。台湾B級グルメからヘルシーな伝統スイーツまで、アリスの見つけたおいしい台北をご紹介します。

【アリスがゆく!】vol.11

台北も食べ尽くしちゃうぞ♡
台北も食べ尽くしちゃうぞ♡

第8回目の目的地は「沖縄&台湾」。前編の「沖縄&台湾の旅-沖縄編-」では南部のビーチカフェや中部のチャンプルー文化を堪能。夜の便でいよいよ台北へとやってきました。

台北といえば言わずと知れたグルメの街。コンパクトな街に、中華八大料理、小吃と呼ばれる街角の屋台料理、数々のデザート専門店がひしめいています。グルメタウンではお店の入れ替わりが激しいのも事実。そんな台北で愛され続ける老舗をご紹介します。


ジモピーに混じって食べたい!台湾式朝ごはん『圓山老崔蒸包』

見るからにローカル感漂う外観。
見るからにローカル感漂う外観。

「まずは台湾式の朝食を食べたい!」ということで朝7時に起床してやって来たのは、1963年創業の朝ごはん専門店『圓山老崔蒸包』。地元の人にこよなく愛され続けて50年以上の老舗です。

左から蒸包(10個入り・80台湾$)、酸辣湯(25台湾$)。
左から蒸包(10個入り・80台湾$)、酸辣湯(25台湾$)。

ここで食べられるメニューは2つのみ。運ばれてきた豚肉たっぷりの蒸し餃子「蒸包」は、蒸しあがったばかりのまさにできたてホヤホヤ! ふかふかよりもプリプリな食感で皮は薄く粗挽きのお肉がぎっしり。「酸辣湯」は醤油ベースで酸味がほとんどなく、優しい家庭的な味わいのスープでした。厨房では、餃子を包んでは蒸し包んでは蒸しをノン・ストップ・リピート。家族の見事な連携プレーを見ることができます。あまりの手際のよさにしばし釘付け。

10個からオーダー可能。腹ペコで向かおう。
10個からオーダー可能。腹ペコで向かおう。

お客さんもお店の方もすごく優しく、ニコニコ笑顔で迎えてくれて気持ちもホッコリ。奥のテーブルには醤油、酢、からし、ニンニクソースなどの調味料があり、お好みで混ぜてタレを作るという通の食べ方まで教えてくれました。お店は13時には閉まるのでご注意あれ。


高級フルーツ屋さんの濃厚ジェラート『百果園』

カラフルな台湾フルーツたちがずらり。
カラフルな台湾フルーツたちがずらり。

しっかり朝ごはんでお腹いっぱいになったアリスが向かったのは、フルーツ専門店『百果園』。質のよいフルーツが揃い、ギフト用に買っていくお得意さんも多いとか。お昼前にオープンするお店が多い台北で、なんと毎朝7時から営業開始。朝フルーツにもってこいのお店なのです。

この日はマンゴー、梨、サクランボ、ドラゴンフルーツ、バナナなど。
この日はマンゴー、梨、サクランボ、ドラゴンフルーツ、バナナなど。

お目当てはお店の特製ジェラート。旬のフルーツに加えるのは糖蜜のみ。上質なフルーツの味をそのまま堪能できるよう、ミルクなども一切使いません。種類は季節やタイミングに合わせていろいろ。訪れる時期によって違う味が待っているのも楽しい。

フルーツかき氷(190台湾$)、スイカジュース(80台湾$)。
フルーツかき氷(190台湾$)、スイカジュース(80台湾$)。

フルーツもジェラートも味わいたいアリスは「フルーツかき氷」にバナナのジェラートをトッピング。かき氷の上にはキウイ、マンゴー、ドラゴンフルーツ、ワックスアップルなど7種類以上のカットフルーツがごろり。ジェラートはミルクが入っていないとは思えないくらい濃厚! フルーツはどれも「今日が一番の食べ頃!」という完熟さで、アイスクリームにも負けない甘さでした。果汁100%のフレッシュスイカジュースもおすすめ。


台湾B級グルメ胡麻餅なら『福州元祖胡椒餅』

細い路地裏に輝く赤い看板が目印。
細い路地裏に輝く赤い看板が目印。

台北一番のパワースポット「龍山寺」。お寺の周りには小吃の店が並び、参拝を済ませたあとは食べ歩きを忘れません。ここでいろいろ食べ歩いたアリスが一番おすすめしたいお店が、老舗の胡麻餅屋さん『福州元祖胡椒餅』。地元でも有名なお店のようで、次から次へとひっきりなしにお客さんがやってきます。

大きな3つの焼き釜は常時フル稼働。
大きな3つの焼き釜は常時フル稼働。

こちらの胡麻餅は、大きな釜の内側に餅を貼り付けて炭火で焼くというスタイル。これ、インドのナン以外で初めて見た! 焼き上がりは約20分かかりますが、番号札をもらって焼き上がりの時間を聞いておけば、並ばずにゲットできます。

外サク中フワの胡麻餅(45台湾$)。
外サク中フワの胡麻餅(45台湾$)。

あんこの入った胡麻団子のようなものかと思ったら、中には豚肉とネギがたっぷり。お肉のジューシーさとネギの甘さが口いっぱいに広がって、ひとつでも満足感あり。脂っこくないので小腹が空いたときにペロッと食べられます。


罪悪感ゼロ!ヘルシーでキレイになれる『庄頭豆花担』

忠成復興駅から徒歩10分の豆花専門店「庄頭豆花担」。
忠成復興駅から徒歩10分の豆花専門店『庄頭豆花担』。

数ある台湾スイーツの中でも、私のいち押しは「豆花(トウファ)」。日本でいうところの杏仁豆腐のようなもので、ヘルシーで美容によく値段もお手頃とあって、台湾レディーたちが愛してやまない伝統的なスイーツです。その栄養価の高さから、現地では産婦人科でも薦められているほど。

ハトムギは美白効果、ムラサキマイはビタミンC豊富。
ハトムギは美白効果、ムラサキマイはビタミンC豊富。

このお店では大豆でつくった定番の白い豆花と、ちょっと珍しい黒豆の豆花の2種類を用意。両方試したい方はハーフ&ハーフも可能とか。そして豆花の楽しみはなんといってもトッピング選びです。カウンターにはいろんな豆や野菜で手作りした具材が並んでいて、このお店では好きな具材を好きなだけ乗せ放題。オートムギ、ムラサキマイ、ハトムギ、タピオカなど、どれも高い美容効果が期待できるものばかり。これなら欲張ってたくさん乗せても罪悪感ゼロ!

左から豆漿紅茶(35台湾$)、豆花(50台湾$)。
左から豆漿紅茶(35台湾$)、豆花(50台湾$)。

お豆の香りと自然な甘さが身体に染みわたります。お腹にも優しいので、慣れない海外での食事で体調を崩したときにも良いかもしれません。台湾の中南部で飲まれている豆乳のミルクティーも人気メニューの一つです。文字通り食べてキレイになれるスイーツ。日本ではまだ豆花を出すお店は少ないので、台湾へ行ったときにぜひ試してみてください。


満腹でさようなら!

台北から桃園国際空港へはバスで約1時間。
バニラエアの台北17:00発の便で成田へ。

以上。沖縄&台湾の旅はこれでおしまい。

2泊3日で2つのエリアを移動したのは、今回が初の試みでした。持ち前のフットワークの軽さと行動力で(笑)、いつもの2倍、刺激的な旅になったことは間違いなし。

ただし、もっとのんびりしたい時や、2人で過ごす時間を大切にしたいカップル旅の時は、もう一泊増やして3泊4日で行くのがベターかも。素敵な旅を楽しんでくださいね。

「次回も素敵な旅になりますように。」
「次回も素敵な旅になりますように。」

次はどこへ行こうかな? まだまだアリスの旅はつづく。。。



Information

利用したサービスはこちら

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バニラエア
成田空港から那覇空港へは片道料金5940円~。
那覇空港から台湾桃園国際空港へは片道料金4590円~。
関西国際空港からの便、ベトナム行きの便などもある充実のセレクション。
成田〜新千歳空港間は一日最大7往復と充実の就航(運賃は3990円〜)。
12/25からは成田〜セブ国際空港間も新たに就航スタート。
格安航空券を狙うには平日がオススメ!
https://www.vanilla-air.com/jp/


紹介したお店はこちら

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圓山老崔蒸包(ユエンシャンラオツイツァイパオ)
住所:台北市中山區中山北路二段137号33號
最寄駅:MRT 中山國小駅
☎ (02) 2581 7014
営業時間:6:00〜13:00
定休日:なし

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百果園(パイクオユエン)
住所:台北市敦化南路一段100巷7弄2號
最寄駅:MRT 忠成復興駅
☎ (02) 2772 2010
営業時間:7:00〜19:00(土:〜17:00)
定休日:日曜日

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福州元祖胡椒餅(フーチョウユエンツー フーチァオピン)
住所:台北市和平西路三段109巷2弄5号
最寄駅:MRT 龍山寺駅
☎ (02) 2308 3075
営業時間:9:30〜19:00
定休日:なし

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庄頭豆花担(チュアントウトウフアタン)
住所:台北市市民大道四段73号
最寄駅:MRT 忠成復興駅
☎ (02) 8771 6301
営業時間:12:00〜22:00
定休日:なし

※2016年10月16日時点で台湾1ドル=約3.3円