願いを叶える“1000体の招き猫”の絶景が広がる「豪徳寺」。
【TOKYO今ココ総研】vol.32 文・藤田佳奈美
「今ココがアツい!」と話題の東京スポットをアンアン総研メンバーが訪れる【TOKYO今ココ総研】。今回は雨宮あゆ実さん(no.5)と長谷川真美さん(no.101)で、東京・世田谷にある招き猫発祥の地『豪徳寺』へ、紅葉観光を兼ねた参拝(一足早い初詣)に行ってきました! 「今年はどこへ初詣に行こうかな…」なんて迷っている人は、必見です!
豪徳寺ってどんなところ?
豪徳寺は、桜田門外の変で暗殺された井伊直弼が眠るお寺。境内には大小さまざまの招き猫が常時1000体ほど祀られており、その圧巻の風景でも有名です。
井伊直弼と招き猫、一見何の関連性もなさそうな組み合わせですが…。実は、寺の飼い猫が井伊直弼の祖父・井伊直孝に向けて「おいでおいで」と手招きをしたおかげで、直孝を危機から救ったことに由来しているのだとか。それ以来、縁起物としてあがめられており、今では招猫観音が祀られているほど。
また、昭和59年に区民による投票で選ばれた世田谷区の名所百選「世田谷百景」にも認定されている同寺。境内にはいくつもの社が連なるほか、世田谷区指定有形文化財の梵鐘や仏殿、三重塔、井伊直弼の墓などが所在しており、まるで京都にトリップしたかのような気分を味わえます。特に紅葉の時期になると、その絶景から多くの人で賑わうそう。
▲左から雨宮さん(no.5)、長谷川さん(no.101)。
あたりは閑静な住宅街ですが、世田谷線が走っていたり、昔ながらのお店があったりと、のどかな風景が広がります。
せっかくなので、世田谷線沿線をぶらぶらと散歩しながら豪徳寺へ向かうことに。近くのパン屋さんで買った朝ごはんを片手に、のんびり歩きます。
豪徳寺は思いのほか広く、右手はもう豪徳寺なのに、なかなか正面門までたどり着きません。
門の近くまで行くと、散歩中の犬や紅葉を楽しむ人々が。そして犬と戯れるメンバー。平和な時間が流れます。
こちらが正面門。立派な門構えです。
中に足を踏み入れると、そこには見頃を迎えた紅葉が広がっていました。足元には赤と黄色に色づいた葉が絨毯のように敷き詰められています。東京とは思えない荘厳な風景に、メンバーも息を飲んでいる模様。
ここでは四季おりおりの景色を楽しめるようなので、いつ来ても違った雰囲気を味わえます。
絵馬のモチーフは、その年の干支と招き猫のコラボ。お寺とはいえど、意外とモダンなタッチで描かれていて、オシャレなデザイン。来年のひつじ年の絵馬にも期待です。
奥へ進むと、待望の招き猫が奉納されているエリアが…!