【anan総研メンバーがMCに!】大学生が手がけたファッションイベント『Tokyo Africa Collection 2016』

写真・吉原ボビー/藤岡修平/堀田なつみ/常井裕輝、文・藤野澪花 — 2016.9.19

8月28日(日)、渋谷で開催された『Tokyo Africa Collection 2016』。このイベントのMCを務めたanan総研メンバーの藤野澪花(総研No.260)が、ショーの様子を徹底リポートします!

【アンアン総研ニュース】vol. 75

そもそも、Tokyo Africa Collectionってなに？

「若者たちに、アフリカの知られざる魅力を発信したい！」、そんな思いから都内の大学生らが集まって企画されたのが、『Tokyo Africa Collection 2016』。渋谷の文化ファッションインキュベーションセンターで行われました。新進気鋭の若手ファッションデザイナーがアフリカ各国をテーマに新作コレクションを発表。民族衣装ではなくあえてファッション性を重視した衣装にすることで、若者が持っているアフリカのイメージを「オシャレ」「洗練された」ものにしたいという思いがありました。

私が今回MCとして参加したのは、運営スタッフとしてイベントに携わっている先輩から声をかけていただいたのがきっかけでした。「チャリティーイベントでは結局アフリカに興味がある人にしか届かない。今回やりたいのはアフリカに興味がない人へのアプローチだ」。私自身、アフリカには詳しくない、ファッションが大好きな、よくいる大学生。ターゲット層と自分が一致していることから、観客と同じ目線で司会進行ができると確信し、参加を決意しました。

立ち見が出るほどの盛況！

スタイリッシュでオシャレな衣装を着こなしたのは、ミスコン出場者や現役モデルの学生の皆さん。ショーの直前までウォーキングの練習やポージングのチェックをしていました。

ファッションショーだけじゃない！

ショーの中盤では、ダンサーのパフォーマンスステージもありました。活躍中の３組のダンサーが思い思いのダンスを披露し観客を魅了。ショーを更に盛り上げます。

また、フォトジャーナリストの佐藤慧さんと株式会社DressPress代表の渡部雪絵さんをお招きしたトークショーもありました。今回のイベントに盛り込まれた「アフリカ」「ファッション」というコンセプトについて、それぞれ熱く語っていただきました！

MCとして、運営スタッフに加わって感じたこと。

イベントの発足から実施まで1か月ちょっとというタイトスケジュールだったため、モデルやダンサー、ゲストなど、出演者の情報を頭に入れるのが大変でした。事前に出演者の情報をインターネットで収集して「どんな風に話を振れば膨らむのか」「どんな口調だとこのショーの雰囲気に合うのか」を考え、当日の様子を頭でシュミレーションしていました。しかし急ピッチで行われた運営だったので、立ち位置や出ハケのタイミングがわかったのは当日のリハーサルの時。リハーサルでは途中でBGMが流れなくなるアクシデントもあり、本番を意識して沈黙の時間をトークで埋めるなど、臨機応変な対応に気を配っていました。

MCは孤独な存在です。終始ひとりで担当し、タイムスケジュールもほかの出演者とは異なるため、単独行動が多いからです。しかし一番注目される、失敗が許されない存在でもあります。だからこそ、運営スタッフや出演者とのコミュニケーションを積極的にとり、場の雰囲気作りを大切にしました！
そのおかげか、とても温かい空気でショーは始まり、大成功しました！