【世界一リッチな競馬】ドバイワールドカップを体験!

2016.4.13 — Page 1/2
総賞金1000万米ドル(約11億円!)で世界最高賞金のレースといわれるドバイワールドカップに、ライター前田紀至子が潜入! その図抜けたゴージャスぶりをとくとご覧ください。

【うま部ニュース】vol.11 写真、文・前田紀至子

まばゆいばかりのゴージャスなイメージで人々の心を惹きつけながらも、まだまだミステリアスで謎の多いドバイ。そのエキゾティックな魅力にすっかり虜になりつつある私、前田紀至子が大好きな趣味の一つである競馬の一大イベント、ドバイワールドカップに合わせてドバイを訪れてみました。

興奮冷めやらぬドバイワールドカップのレポートと共にドバイの魅力をお伝えしたいと思います。

フライトからリッチな気分で貴族のスポーツをとことん楽しもう

英国では競馬のことを「スポーツ・オブ・キングス」と言うほどに、競馬は元々貴族の優雅な遊び。さらに今回開催されるドバイワールドカップは総賞金1000万米ドル(約11億円!)で世界最高賞金のレースとして世界中から一流馬が出走するからこそ、否が応でも華やかな気分は盛り上がるばかり。そんな貴族気分をたっぷり堪能すべく今回のフライトはビジネスクラスを利用させて頂きました。

ホワイトとゴールドを基調とした広々と気持ちの良い座席で早速予想に没頭。
ホワイトとゴールドを基調とした、広々と気持ちの良い座席で早速予想に没頭。

iceというエンターテインメントシステムで2,500チャンネルを超える映画やテレビ番組、音楽やゲームを楽しめる他、1米ドルで500MB分のWi-Fiを使用できてしまう機内。フライト中もリラックスしながらJRAのサイトや競馬のニュースをしっかりチェックできちゃいます。

日本語にもばっちり対応しています。
もちろん日本語にもばっちり対応しています。

ドキドキの馬番割り当てくじ引き

ドバイに到着したら、一目散に向かったのはメイダン競馬場のIMAXシアターで行われた馬番の割り当てくじ引き。競馬ファンにとって、自分の贔屓の馬がどの位置で走るかは一大事。だからこそ、馬番が決まる瞬間をその目で見られるという貴重な体験に疲れも吹き飛びました!日本を夜に出発して早朝にドバイに到着できるというのも、時間のロスが無く1日を効率よく使える嬉しいポイント。

馬主やスポンサーたちの真剣な眼差しに思わず緊張。
馬主やスポンサーたちの真剣な眼差しに思わず緊張。

ドバイワールドカップの馬番くじ引きはエンターテイメント性が高く、まずはドバイワールドカップのスポンサーであるエミレーツ航空のキャビン・アテンダントさんがくじを引きます。そして、くじで馬名を引かれた馬主さんから順に好きな馬番を選ぶという形式。それぞれの心理戦のようなものも垣間見られてワクワクしました。

われらがホッコータルマエは比較的早めにくじを引かれて8番という好位置をゲット。
われらがホッコータルマエは比較的早めにくじを引かれて8番という好位置をゲット。

馬主の方々が並ぶ光景は圧巻で、これから始まるレースがいかに一大イベントなのかをまざまざと実感。どの馬も名前を聞いたことがあるような一流の有名馬だからこそ、実際にこの目で見られるなんて、競馬ファン冥利に尽きます。

全ての馬順が出揃いました。
全ての馬順が出揃いました。

くじが入った壺はまさにアラブ風。ホッコータルマエの名前が書かれたくじと一緒に記念撮影をさせていただくという何とも貴重な機会も!

まるでアラジンが出てきそうな壺!
まるでアラジンが出てきそうな壺!

くじ引き後の昼食会では、ホッコータルマエの馬主さんやホッコータルマエに鞍上する幸英明騎手にもご挨拶をすることができました。皆さんの和気藹々とした良い雰囲気から、ホッコータルマエのコンディションの良さも伺えて一安心。

ホッコータルマエについてきさくに語ってくださった幸騎手。
ホッコータルマエについてきさくに語ってくださった幸騎手。

憧れの調教チェック

翌朝、朝の5時にホテルを出て向かうは再びメイダン競馬場。日が昇る様子を目の当たりにして、アラブの夜明けを体感。しかしもちろん目的はこれだけではありません。早朝にダートの間近に来たからにはこの目で見届けたいことがありますよね…?

中東の朝日はムード満点。
中東の朝日はムード満点。

そう、レース2日前の調教の様子をチェックしに来ました。騎手のトラックワークをこんなにも間近で眺めるのは初めて!馬の美しさはもちろん、息遣いや蹄の音にもただただ感激。メイダン競馬場の正面特別席(グランドスタンド)のエプロンでは、実況中継と共に優雅に朝食がいただけますが、私はもっぱら記者の方々に混じって真剣に見学。

この日は残念ながら日本馬は走りませんでしたが、どの馬も素敵ですね。
この日は残念ながら日本馬は走りませんでしたが、どの馬も素敵ですね。

帰り際には会場に飾られている歴代の優勝馬のモニュメントも見学。そこには2011年のドバイワールドカップで優勝したヴィクトワールピサの姿も。

レコードを出した伝説のレースの鮮烈な記憶が蘇ります!
レコードを出した伝説のレースの鮮烈な記憶が蘇ります!