女のカンが幸運の女神を引き寄せた!? 波乱含みのチャンピオンズカップ、観戦ルポ。

2015.12.25 — Page 3/3

いよいよメインレースに挑む！

さて、絶対に当てておきたい、メインレース。このチャンピオンズカップは、3歳以上の外国馬も出場できるレースです。

1800メートルのダートコースを使用。スタート直後は急な上り勾配で、緩い下りへと続くので、逃げ足の速い馬が有利との予想。当日の新聞各紙は、本命にノンコノユメやコパノリッキーを挙げていました。総研うま部のメンバーたちは「強い馬が多くて迷うから、軸を決めて流していこう」という作戦に。

それぞれ馬券を握りしめ、スタートの瞬間を待ちます。そしてファンファーレと共に16頭が登場し、いざゲート入り。会場中の競馬ファンが総立ちです。

いよいよスタート！武豊騎手が乗る、足の速いコパノリッキーが飛び出します。横から迫るガンピット。大本命・ノンコノユメも凄まじい追い上げです。

混戦からゴール直前で頭が抜きん出たのは、なんと4番のサンビスタ！

驚きの展開に会場のざわつきが止まりません。予想を外したメンバーからも「ウソでしょー!?」の悲鳴が。そんな中・・・

なんと福田さんが、単勝でサンビスタを買っていました。おめでとう！事前予想では人気のなかった馬なのに、どうして当てられたの？？？

「名前で、なんとなく」（福田さん）

なんとなく……これぞ“女のカン”というやつでしょうか。実は福田さん、前日に訪れた熱田神宮の絵馬にも「サンビスタ」と書いて祈願していたのです。恐るべし、総研うま部です。そして今日、不運続きだった木下さんの結果は……残念！

予想外の展開だったためか、デムーロ騎手も喜びを爆発させていました。何が起こるかわからない……。これこそが競馬の魅力です。名古屋友禅の優勝レイが、勝利の興奮で上気したサンビスタをさらにキラキラと輝かせていました。

表彰式でプレゼンテーターを務めた成宮寛貴さんも、GIの迫力に圧されて興奮気味の様子。総研女子たちは成宮さんのかっこよさに大興奮です。その後、パドックで行われた成宮さんのトークショーも、「かっこいい〜♡」とかぶりつきで堪能していました。

GIの勝利を覚えてこそ、本物の競馬ファン

ハズれてしまったメンバーも、的中させたメンバーも、GIの迫力と劇的フィナーレに大興奮。レース後も感動が納まりません。

「興奮しました！やっぱ、GIは熱気が！ファンファーレもカッコイイし、馬の走り出すときのかっこよさにゾクゾクしました。私の応援していた馬はビリでしたが……。がっかりよりも、奈美ちゃんが当ててたり、周りの人が本当に真剣に応援していたり、とても楽しくて、日常で味わえないドキドキと鳥肌が癖になりそうです」（宮内さん）
「4600円を賭けて当たったのは8020円でした。サンビスタだけで見れば、単勝＋複勝の200円が8020円になりました！せっかくチャンピオンズカップに行くなら……とテレビ番組やネットで出走馬について調べていたのですが、デムーロ騎手のインタビューと各馬の前走、熱田神宮で祀られている天照大御神様が女性なので、牝馬の必勝祈願をするのも良いかもと思ったこと。今年ブラジルへ行ったので、ポルトガル語の馬名が気に入ったこと……という何とも曖昧な理由で推していたサンビスタが優勝をして、感動しました！」（福田さん）

当てた人はその幸運を次のレースに、ハズれちゃった人は悔しさを次のレースにぶつけて！今年最後のG1レースは12月27日の有馬記念。勝っても負けても、笑顔でしめくくりたいですね。