【サブ4なるか!?】好タイムで駆け抜けた「富山マラソン2015」体験記。

2015.11.28 — Page 1/2
マラソン部の6人でチャレンジした「富山マラソン2015」。レポートの後編では、スタート後からゴールまでの模様をお届けします。目標の「サブ4」は切れたのか……!?

【マラソン部ニュース】vol.31 文・尾谷萌

まさに秋晴れ! 新湊大橋から見える雄大な景色に心を奪われ……。

マラソン部の6人でチャレンジした「富山マラソン2015」。レポートの後編では、スタート後からゴールまでの模様をお届けします!

前日は曇りときどき雨で天気があまり良くなかったのですが、マラソン当日の天気は晴れ! 暑くもなく寒くもなく、マラソンには最高の天候でした。

「雪国のイメージが強くて寒いのかと思っていたけれど、過ごしやすかったので安心しました」(遠藤さん)
「半袖でも寒くないものの走っていても汗が出ない気候で、走っていて気持ち良かった」(尾谷)

最高の天候のなかで走っていると、一つ目の関門である新湊大橋が。上り坂が続くものの、そこから見える景色はまさに絶景!! 左手には富山湾、正面にはうっすらと雪に覆われた立山連邦が広がります。

新湊大橋から見える素晴らしい景色に目を奪われます。
新湊大橋から見える素晴らしい景色に目を奪われます。

「ハーフ地点手前に新湊大橋があり、長い上り坂が大変だったのですが、そこから見える海の景色に感動しました」(鈴丘さん)
「新湊大橋の緩やかな上り坂がすごく長く感じたものの、下り坂ではサングラスを外して肉眼で素晴らしい景色を堪能しました!」(こまさん)

景色は最高! でも延々と続く田んぼは正直きつい……。

「20キロ地点の最高な景色を見た後、30キロ地点の延々と続く田んぼ道が辛かった……」(こまさん)
「25キロ地点からはひたすら田んぼ。音がない、景色が変わらない、人がまばら……と、田んぼの中を走り続けることがこれほどにもきついことか、生まれて初めて知りました」(浅井さん)

25キロから30キロまでは田んぼ道が続き、体力的にも疲れてきているなかで景色が変わらないことが余計に辛かったよう。それでも、沿道にあるさまざまな演出が私たちを楽しませてくれました。

「田んぼ道は、市街地のような沿道の応援が少ない分、応援の旗がたくさん立っていて、それを見ながら走りました!」(木下さん)
「田んぼ道で突如『流鏑馬』が現れたのが印象的でした」(尾谷)

都道府県ごとの旗でランナーを励ましてくれました!
都道府県ごとの旗でランナーを励ましてくれました!

沿道に続くパフォーマンスに励まされ、ランナーたちにも励まされる!

「富山マラソン2015」の沿道応援のパフォーマンスはなんと31カ所!

「ゴール前でたくさんの人に『もう少しだよ』と声をかけられて、その言葉が励みになった。応援団の声援や沿道の方々の声、一つ一つに感動してジーンとしていた」(こまさん)
「海王丸パークでご当地アイドルが歌って踊っている姿に元気をもらいました!」(浅井さん)

沿道の声援や応援パフォーマンスだけでなく、ランナー同士での励まし合いも私たちの力になりました。

「途中一緒に走ってくれたお兄さんに隣で何度も『一緒に頑張りましょう』と言われて、そのたびに一歩ずつ足が前に出た」(こまさん)
「20キロ地点で疲れたランナーたちに『頑張ろう! サブ4を切ろう!』と声を掛けている人がいたので、私も思わず『頑張りましょう! 私もサブ4切ります!』を声を掛けたら、まわりのランナーたちにも連鎖して、みんなで声を掛け合いながら走った。マラソンって個人競技なのに、みんなで頑張れる素敵な競技だと感じた」(遠藤さん)

みんな疲れているなか、他のランナーを気遣い、励ます。そんなことができるのもマラソンの面白さの一つ。きっと富山の方の暖かい応援の声に優しい気持ちになれたランナーたちが、その優しい気持ちを他のランナーに届けたのではないでしょうか。

疲れた身体に染み渡るエイドの給食。

16カ所に設けられたエイドステーションでは、富山名物の鱒寿司や白エビの天むす、かまぼこなど魅惑的な給食がいっぱいありました。

「赤かまぼこや白エビ天むすが美味しかった! どちらも小さいサイズだったので食べやすかった。富山名物の鱒寿しは、さっぱりしたお酢が疲労回復にもなるし、ご飯はエネルギーになるので一石二鳥でした♪」(木下さん)
「ミニトマトが美味しかった〜♪ 手で鷲掴みして走りました(笑)」(こまさん)

これ以外にも創作和菓子やまんじゅう、ようかんなど甘いものも充実していました。