濃度が違うのはなぜ? セックスにおける女性の濡れ事情とは 女は心で濡れる #24

文・紫深(sisin) —
いつも一定ではない体液。 男性に我慢汁があるように、女性でも濡れ具合には違いがあると思います。

【女は心で濡れる】vol. 24

あなたの体が一番正直

sisin (1)

「女は心で濡れる」と言う合言葉に、官能エッセイスト紫深(sisin)がお送りするSEXコラムです。第24回目は、女性の濡れ具合について考えます。

自分の愛液を感じてる?

彼の指にまとわりつくもの。

人によって濡れるタイミングは違うと思いますが、日によって濡れ感が違ったり、気分の高ぶり方でも変わることをご存知でしょうか?女性は男性に比べて自分の体液をあまり意識していない人が多いような印象。

男性は自分でマスターベーションする習慣があるのと、体液の変化を自分の目で確認しやすいですが、女性は好きな人に触ってもらって濡れるというタイプが多いと思います。もちろん女性でもマスターベーション習慣があり、自分の体と向き合っている時間が長ければ敏感にキャッチしていることもありますが、男女で大きく違うのは私のポリシーでもある「心で濡れる」ということ。

そこから逆算すると、気分が伴っていないときのエッチは本気ではないと思うんですよね。いっときのフラストレーションを満たすためにマスターベーションをしても、本当の濡れ具合はあまり感じ取れないと思います。

大きく分けて白濁と透明

今日、なんだか違うね。

男性が精子を出すのを我慢しているときに出る「我慢汁」。精子は白くてドロッとしているにも関わらず、我慢汁は無色透明だと思います。実は女性の濡れにも白濁と透明の2種類があり、テクスチャーはサラサラな時もあれば粘り気があるものも。

これは彼に言われて気づいたことですが、日によって濡れ方が違うというのです。その日の体調なのか感じ方の違いなのかは不明ですが、ヌルヌルしている日もあればサラサラした水っけの強い日もあるとか。ある説では女性が本当に気持ちいと感じている時は、「本気汁」と言って白濁色になることもあるそうですよ。

もっと素直に受け入れてみて

幸せだから濡れる感覚。

今まで自分の濡れ具合をあまり意識したことがない、という方は少しだけ観察して見るとおもしろい発見があるかもしれません。本当に体は正直だなと思うことがありますが、自分の心が本気で乗っている時とそうではない時では、濡れ方が全然違います。

男性は本能的にSEXをすることが多いので、いわゆる風俗やAVを見て発散することがありますが、女性はそうではありません。いくらエッチな気分になっていたとしても、本当に心を解放できていなかったら気持ちよくないと思うんです。女性は心が伴っていないと、感じることができない生き物なのだと改めて実感するのです。