秘密の相談室 “上野” へようこそ。vol.3「ありのままの私を愛して欲しいというのはワガママですか?」

アドバイザー=ラブホスタッフ・上野さん / イラスト&文=藤田佳奈美 —

旦那とは何でも話し合えるし、最近では週末一緒になってポケモンを追いかける。だけどそこに男女の関係はない……。すっぴん部屋着ノーブラでいるようなありのままの私を愛して欲しいと願うのは間違っていますか? Twitterのフォロワー数19万人以上の高い支持率を持つラブホスタッフの上野さんが、ずばり解決!

【秘密の相談室“上野”へようこそ。】vol.3　

第3夜の誰にも言えないお悩みは・・・
『ありのままの私を愛して欲しいというのはワガママですか?』

教えて上野さん！

「旦那とは冗談を言い合ったり、ふざけてじゃれあったり、週末は一緒にポケモンGOしたり、とても仲が良いです。ただひとつ、男女の関係がないことをを除けば……。夫婦だから自然体の自分でありたいのですが、旦那はどんどん私を女性として見てくれなくなっている気がします。

旦那的には、いつもメイクバッチリでキレイな私でいて欲しいみたいなのですが、自宅にいるときでもそこまでするなんて、煩わしくて到底無理……。もちろんお出かけするときはメイクもファッションもバッチリですが、帰宅すればすぐに化粧を落としてブラを外し部屋着に着替えます。だから家ではオシャレをしていないOFFモードの私しか見せていません。完全武装した私よりも、完全武装解除した私を見せることが多いのです。
最近では楽チンで利便性が高いことから下着はユニクロのブラ一択。旦那が好きな盛りブラや装飾が多いブラは一切着けていません。たとえセクシーでも、使い勝手や使用感が悪い下着は着けたくありませんから……。こんなありのままの私を女性として愛してもらおうというのは間違っているのでしょうか？　どうしたらまた女性として求めてくれるようになるでしょうか？」（ケイさん・28歳・既婚・自営業）

「男性は濃いメイクよりもすっぴんが好き！」なんて信仰がありますが、それは都市伝説だったのでしょうか……。確かに家にいるときくらい、楽チンな格好でいたいですよね。たとえそれがすっぴんパジャマだとしても、愛してほしいのが女性の切なる願い。いったいどうしたら……教えて、上野さん！

上野さんのAnswer！

上野さん　タイトルの「ありのままの私を愛して欲しいというのはワガママですか？」についてですが、ずばり、ワガママです。ケイさんがどんな状態であろうとも、ありのままを愛してくれるのは親だけだと思ってください。

ひとつ屋根の下で共に暮らすパートナーの前でくらい、自然体のご自分でありたいという気持ちはよくわかります。ですが、ケイさんは自然体を間違えて解釈しているのではありませんか？　まさか、生まれてきたままの姿が自然体だと思っていませんか？　人間にとっての自然体とは「ある程度整えた状態」のことを指します。

ケイさんの仰るありのままとは、ありのままではなく “そのまま” です。何の手入れもしていないそのままのご自分を受け入れろというのは、やはりワガママなのではないでしょうか。

「どうしたら女性として求められるようになるか」とありますが、答えは簡単。女性らしくなればいいのです。オシャレは我慢という言葉があるように、少しくらい不自由を感じるのは、女性として美しくあるためには致し方ないと思います。

よく考えて欲しいのですが、旦那さんは会社や街できちんと身なりを整えた完全武装の女性をたくさん見ているのです。ところが家に帰ると、武装解除したケイさんがいる。ケイさんは身なりを整えていない状態で完全武装した女性に勝てると思いますか？

恐らく根底には「女性として求められたい」ことよりも「自分らしく生きたい」というお考えが優先順位的に高いのだと思います。その順位が変わらない限りは難しいものだと思ってください。無理のない範囲で自分に合ったオシャレを自宅でもし続けること、そうすれば旦那さんを再び振り向かすことができると思います。ぜひお試しください。

なるほど……！　たしかに髭ボーボーで頭ボサボサ、ビール腹でいつもパンツ一丁の旦那を変わらず男として愛し抜けるかといったら、それは難しい話ですよね。つまり女性もある程度身なりを整えていないと、女性として見られることは難しいということのようです。メイクは寝る前に落とす、部屋着は可愛いものを選ぶなど努力することが、愛され続ける秘訣なのかもしれませんね。