AAA伊藤千晃 メイク上達の背景に“恋愛”も!?

2017.3.8
AAAの伊藤千晃さんが、人気メイクアップアーティスト・河北裕介さんによるメイクでいつもと違った雰囲気に。30代を迎え、色っぽい雰囲気を増した伊藤さんに、インタビューしました。
伊藤千晃

内側からの光を感じる上質なツヤ肌に、透けるような発色の赤リップ。肌にも唇にも春に似合う軽やかなうるおいをまとい、いつもよりもぐっと色っぽい表情を見せてくれた、伊藤さん。

「赤リップは、普段からよく使うアイテムです。昨年秋からはアズキ色とかボルドーとか、より深みのある色にもハマりました。リップにもチークにも使いやすく、どこか1か所に取り入れるだけで大人っぽさが自然と引き立つ、モテカラーのひとつですよね。この春も、今つけているような透け感のある発色のものにシフトして取り入れる予定です」

“色っぽいですね”と伝えると、はにかむようなかわいい表情で「まだまだです」と答えてくれた。

「女性の色気って、経験と言葉づかいに表れると思うんですよね。例えば、“色気”がテーマの写真があって、本当に経験していそうな人が撮られているものと、色気のイメージしかもっていない人が撮られている作品では、見る側の惹かれ具合が全然違う。その差は、経験の数というより、経験した物事への向き合い方が大きく影響する気がしていて……。きちんと向き合った経験が多ければ多いほど色気が増し、言葉の使い方や選び方にも自然と反映されていくのかな、と思います。

20代のとき、色気がないと悩んだこともあったけれど、出るわけがない(笑)。30代の目標は“エレガントの追求”なので、新しいことにもたくさん挑戦し、経験をひとつずつ丁寧に積んでいきたいと思います」

伊藤千晃

伊藤さんは以前から、コスメのプロデュースをするほど、美容知識が豊富なことでも有名。そんな彼女がこの春注目しているカラーが、春の定番・“ピンク”。

「ピンクは女性をかわいく見せるカラーだけど、目元に使うと腫れぼったくなることもありますよね。私もその一人でした。でも、最新のピンクは昔と違い、色も質感も肌なじみのいいものがたくさん! 私自身のメイクの腕も以前より上がったし、過去の先入観を捨ててまたトライしたいと思います。この春は、トレンド的にも恋愛的にも、ピンクを味方につければ最強になれるはず」

色っぽい赤リップから、フェミニンな魅力を演出できるピンクのアイテムまで。メイクの幅が広い彼女は、どのように使いこなしているのだろうか?

伊藤千晃

「会う人によってファッションが変わるので、それに合ったメイクをするようにしています。気になる男性と同性の友人とでは“こう思われたい”という方向性が多少違っていて、男性にはやっぱりかわいい、キレイと思われたい。いま着ているようなレースを少しだけあしらった服とか、男性と会う日にはいいですよね。女性同士のときは、センスいいねと思われるような柄物の服とかを自然と選んでいるような気がします。

好きな男性の好みに合わせて、ファッションやメイクを変えたこともありますよ。“自分を変えるなんてイヤ!”と思う人もいるかもしれないけれど、女性が特定の誰かを想う気持ちって、本当に大きなエネルギー。私も恋をするたび、何事に対してもモチベーションが上がっていました。

メイクが上達したタイミングのひとつに、恋愛があったことも事実です。自分以外の誰かのために何か新しいものを身につけることで、内面まで変われた経験もあります。その積み重ねで、女性は深みを増していく生きモノだと思います。以前から何でも“一度はやってみないとイヤ”という気持ちがあったけれど、年齢や経験を重ねるにつれ、その考えはより強くなってきました。自分を変える過程で、これは合わないかも、違うなと感じたら、戻せばいいんです。やめることはいつだって簡単。きっかけは何であれ、自分を更新していこうという気持ちがないと人は成長できないし、自身を更新していく作業は、これからも続けていきます」

いとう・ちあき 「AAA」のメンバーとして、2005年にデビュー。コスメブランド『Charming Kiss』のプロデュースやアパレルのコラボ商品開発などでも、幅広く活躍。2017年3月にグループを卒業予定。

トップス¥55,000 スカート¥40,000(共にCARVEN/ブルーベル・ジャパン<ファッション事業本部>TEL:03・5413・1050) ピアス¥11,000 ブレスレット¥10,000(共にAURORA GRAN 表参道 SHOP  TEL:03・6432・9761) リング¥190,000(共にAHKAH/AHKAH 神南本店) その他はスタイリスト私物

※『anan』2017年3月15日号より。写真・中村和孝(まきうらオフィス) スタイリスト・有本祐輔(7回の裏) ヘア&メイク・河北裕介 取材、文・北川真澄

(by anan編集部)

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