小島瑠璃子トーク番組の極意「自分だけが目立てばOKではない」

2017.2.22
トークの達人であるタレントの小島瑠璃子さん。その“頭の中”はどうなっているの?

同じバラエティ番組でも頭の使い方は分けてます。

タレントとして大活躍中の小島さん。テンポのいいトークで、各番組から引く手あまたの売れっ子だ。

「仕事のやりがいといえば、視聴者が笑ってくれること。笑いって、芸人さんのようにネタを披露して笑いを誘うものもあれば、意外性からつい笑っちゃうものなど、種類があると思うんですね。私は、例えば“あるある”話とか、共感して笑ってもらえた時がすごく嬉しいです」

バラエティ番組で一番大事にしているのは「バランス」だそう。

小島瑠璃子

「瞬間的に目立ちたいからって、どんどん前に出て喋るのではなく、一つの番組をトータルで見た時の印象を考えるようにしています。だから、前半喋りすぎたなって思ったら、後半は黙ってようとか、そういうバランスは自分なりに意識しています。自分だけが目立てばOKではないんですよね」

また、同じバラエティでも、番組によって脳は使い分けているという意識があるそう。

「『ダウンタウンDX』では、1人ずつ必ずテーマが回ってくるから、自分だけの時間で話ができます。でも『踊る!さんま御殿!!』は、テーマは決まっていますが、基本的にフリートークなんです。どのタイミングで喋るのも自由だから前に出ようと思えばいくらでも喋れるし、逆に一言も喋らずに終わることもある番組で。だからこそ、自分だけが目立とうとするよりも、みんなが共感できそうなことを話せるよう、私なりに心掛けています」

一方、スポーツ番組『S☆1』では、また別の脳が働くという。

「私は記者として、ディレクターさんと2人だけで取材に行くことも多いんです。その競技を知り、アスリートの話を聞いて、アスリートの方の見え方やVTRになった時のことを考えながら取材することが必要だと思っています。もちろん、最初はどうしていいかわからずに、毎日やみくもにスポーツ新聞片手に現場に行ってました(笑)。とにかくスポーツのことを勉強しなくちゃ! って必死で。でも、現場で生の声を聞いて、試合を観て、そのスポーツのことを少しでも知った時、初めて面白いなって実感しました。やっと自分の中に入ってきた気がしたんです。それ以来、現場に足を運んで、生で見聞きしたスポーツからどんどん詳しくなっていき、私は座学よりも校外学習が好きなんだ、向いているんだとわかりました」

こじま・るりこ 1993年12月23日生まれ。『ヒルナンデス!』(日テレ)、『サタデープラス』(MBS)、『S☆1』(TBS )に出演中。バラエティ番組を中心に様々な番組で活躍している。

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※『anan』2017年3月1日号より。写真・菅原景子 スタイリスト・高橋京子 ヘア&メイク・草場妙子 取材、文・若山あや

(by anan編集部)

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