仕事がおもしろくないのはなぜ? 転職する前に絶対試したいこと!

2017.2.14
今の仕事がおもしろくない…それはやはり仕事の内容のせい?
仕事

「いいえ、たとえ希望していなかった仕事でも、それを楽しむことはできますよ。『自己決定感』『有能感』『重要な他者からの受容』がキーワードです。上司から言われたままではなく、10のうち一つでも自分らしさを出す努力をしましょう。そして尊敬できる上司や先輩を見つけて、アピールすること。それが仕事を楽しむ第一歩です」(K.I.T.虎ノ門大学院主任教授・三谷宏治さん)

周りから認められるには、目標を常に更新することが有効に。

「同じルーティンワークを前回より10分早く終えるなど、小さなことでいいんです。クリアすれば嬉しいですし、同時に人材価値も上がって、会社から必要とされるという相乗効果が生まれます」(営業部女子課主宰・太田彩子さん)

「人は楽しいことならいくらでも突き詰められる。次第に“できること”も増えてくるはず。そして、できるようになると仕事が楽しくなる。この好循環で、自分を大きく成長させられます」(経営コンサルタント・中山遼二さん)

まずは、以下のスタンスを心がけておくと、仕事がグンと楽しくなったり、自分が成長できたりするかも?

単調な作業でも“仕事”と意識できる人は強い。

「仕事を“作業”と捉えてしまうと、毎日同じことを繰り返していればいいやという打算的な気持ちに陥りがち。でも、例えば単純なコピー取りでも自分の格を上げる“仕事”に変換すれば、付加価値をつけようとするはず。そんなふうに意識を変えて、どんな仕事でも日々アップデートできる人が、プロフェッショナルといえます」(太田さん)

トライ&エラーで自分の“得意”を知って能率アップ。

「つまらないと感じる仕事があったら、質と量それぞれで目標を立ててみること。すると、質はダメでも量はこなせたなど、自分の“得意”が見えてきます。得意なことはやっていて楽しい。トライ&エラーを重ねると、そんなふうに自分の喜ばせ方がわかるようになり、仕事への意欲がアップ。結果、能率の向上にもつながります」(中山さん)

習慣からの脱却! 発想を広げるなら“行動”を変える。

「いつもの店で、いつものランチ。そんなパターン化した日常は、安心できる一方で、新鮮味はなし。ユニークなアイデアを生み出すには、やはり刺激が必要です。例えばニューオープンの店に行ってみたり、読んだことのないジャンルの本を読んでみるなど行動を変えることで、視野が広がり、新しい視点からの発想につながります」(三谷さん)

三谷宏治さん K.I.T.虎ノ門大学院主任教授。子供や教員向けの研修も行っている。著書は『シゴトの流れを整える』(PHP研究所)、『経営戦略全史』(ディスカヴァー21)など。www.mitani3.com

太田彩子さん 営業部女子課主宰。営業職で磨いたスキルを活かして、営業女子のための応援コミュニティを設立。キャリア勉強会などを実施。著書は『営業女子 働き方の基本がわかる教科書』(プレジデント社)ほか。

中山遼二さん 経営コンサルタント。コンサルティングのほかにキャリアの研修も実施。著書は『他社から引き抜かれる人の仕事術』(クロスメディア・パブリッシング)。
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※『anan』2017年2月15日号より。文・保手濱奈美(C)grinvalds

(by anan編集部)


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