“デブの元”は冷蔵庫にアリ! 食べたら太るものは見づらい場所へ!!

2017.1.28
冷蔵庫のどこに何を置くか。ポイントを押さえたら、“痩せる流れ”ができたも同然。つい自炊したくなる&太りにくい冷蔵庫に今すぐ改革を!
ダイエット
隙間なく詰めては、太るきっかけを自ら作るようなもの。一度、すべて出し、その恐るべき量をその目で確認すべし。そして、「自分のカラダに入れたいかどうか」を基準に、入れたいものだけを戻す。

ダイエットの基本は、バランスのいい食事だとわかっていてもなかなか実践できないのが現実…。そこで取り入れたいのが、食欲コンサルタント・村山彩さんの提唱する「痩せる冷蔵庫」作り。

「いずれ体内に収まる冷蔵庫の中身は自分の未来を映す鏡。冷蔵庫に健康的に痩せる食材やカラダに不足しているものを積極的に入れておくことで、食生活が自然と変わり、リバウンドの危険さえも減ります」

まずは冷蔵庫の中身を把握。

「冷蔵庫の中身をすべて出し、乳製品やカロリーの高い調味料など太りやすい食品が多くないか確認を」

そのうえで、いつ買ったか即答できない古いものをはじめ、糖質や脂質の多いものは処分!

「そもそも、冷蔵庫になければ、食べることもありません。あとは置き方です。太りやすいものは見づらいゾーンに、積極的に摂りたいものは見やすいゾーンに置くのが基本形です」

冷蔵庫を“痩せ”モードに整理するテクを詳しくまとめました!

食べたら太るものは見づらい場所へ。

太りやすいものの筆頭、ビールやワインなどアルコール類は見づらく、取り出しにくい上段の隅へ。

「ビールは飲みすぎを防ぐためにも2缶まで。あらかじめスペースを小さくしてそれしか置けないようにしておきます。そしてビールの隣にはかまぼこや枝豆など低カロリーのものを。おつまみで太るケースも少なくないので」

朝食セットのゾーンを作る。

「朝食は体内時計を正し、動けるカラダ作りに欠かせません」

とはいえ、忙しい朝に時間をかけて作るのは非現実的…。「朝食だけのためのゾーンを作っておけば、そこからさっと出すだけで終わります。佃煮、梅干し、キムチ、漬物など調理不要のご飯のお供で、このゾーンもぱんぱんにしておきましょう」

太りやすい乳製品はまとめる。

「健康的なイメージですが、実は脂肪分の多い乳製品。この摂取量を上手にコントロールできないと、ダイエット成功は望めません」

摂りすぎないように、ヨーグルトやチーズ、バターなどは見えにくい場所にひとまとめにする。「同じ場所から何度も取っているという気づきが大切。このゾーンに触れるのは、1日2回まで」

卵を冷蔵庫の中心に置く。

卵は、扉ポケットの専用ケースから庫内真ん中のVIPゾーンに移すと、冷蔵庫全体がぐっと見渡しやすくなる。空いた卵ケースは狭いので、摂る量を減らしたいスイーツのゾーンに。目に入りづらく食べたい気持ちを抑える効果も。

「完全栄養食品の卵は、隣の朝食セットゾーンのものと組み合わせるなど積極的に摂って」

食べても太らないものは見やすい場所へ。

「目線の位置にある段に、栄養があって太らないものをストックしておくのが、痩せる冷蔵庫の肝」

その代表選手が、豆腐や納豆などの大豆食品と、もずくやめかぶ、低カロリーのこんにゃく。「栄養価が高かったり、調理しなくてもすぐに食べられる優れもの。カルシウム源となるしらすや桜えびも同スペースに置きます」

ビールの代わりに炭酸水を置く。

食品の置き換えのルールを覚えると、痩せ度がぐっとUP!

「しゅわしゅわした口当たりを求めて飲むビールは、炭酸水でも代打が務まります。他にも、糖質の多いアイスクリームはシャーベット、油分や糖分の多い焼き肉のタレは塩麹といった具合に、冷蔵庫に置くものそのものをどんどん痩せる食品に替えていきましょう」

村山 彩さん 食欲コンサルタント。日本初のアスリートフードマイスター、野菜ソムリエ、トライアスリート。著書に『やせる冷蔵庫』『あなたは半年前に食べたものでできている』など。

※『anan』2017年2月1日号より。イラスト・加納徳博 取材、文・小泉咲子

(by anan編集部)