「卑屈なブスより、明るいブスの方がいい」坂上忍のブス論

2017.1.5
「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。今回のテーマは「ポジティ・ブス」です。

ポジティ・ブスとは、容姿に自信はないが、卑屈になっていない。外見的な美に執着せず、内面を磨こうとする。愛嬌があっていつもニコニコ笑顔、さりげない気遣いができるなど、いわゆる「愛され系ブス」のこと。坂上さんはそんな女性をどのように感じているのでしょうか。

ブスなりの戦い方、非美人なりのモテ方とは?

マイナスを認めた上で、個性を出せば十分魅力的

これは僕、肯定派です。卑屈なブスより、明るいブスの方がいいですからね。

美人とまともに同じ土俵で戦っても、勝ち目はないですよね。つまり、ブスなりの戦い方をしないといけません。それには、単にポジティブなだけだとダメ。それなりの知識・博識を持つことで、他人と差をつけるのもいいと思うし、負の部分をうまく活かすことでむしろ個性となる。非美人なりのモテ方があると思うんですよ。

たとえば、洋服や髪型のセンス。いまの流行を取り入れたって、その人に似合ってなければダメでしょ。自分の個性をちゃんと分かっている人は、美人・ブス関係なく、個性的で素敵に見えますよ。

ブス=劣っている・マイナス、ということをちゃんと受け入れることが、まず大事。マイナスから入った上で、知識とかセンス、愛嬌なんかでカバーしていくべきです。戦略的ポジティブ、ですね。

ブスは美人にはなれないけど、個性的だったり可愛くはなれる。一生懸命美人になろうとするのは悪あがきで、だいぶ遠まわりですよ!

さかがみ・しのぶ 俳優。『バイキング』(フジ月~金曜)メインMC。『ダウンタウンなう』『あのニュースで得する人損する人』『有吉ゼミ』レギュラーほか、出演番組多数。

※『anan』2016年12月28日-2017年1月4日合併号より。イラスト・3rdeye 文・神保亜紀子

(by anan編集部)