「解決策」まで導くタロットでいい流れを引き寄せる!

2016.12.14
タロットにまつわる素朴な疑問について、カウンターカルチャー世代の占い師、サツキメイさんがお答えします。
正義のカード。タロット画像・『青い鳥のタロット』 (C)HESOMOGE Artworks 川口忠彦/画

タロットの基本について、サツキメイさんはこう言います。

占星術は「命術(めいじゅつ)」と呼ばれるカテゴリーで、「生まれ持ったものを元に性質や傾向を分析する」「運気を予測する」ことに適した占い方法です。対してタロットは「卜術(ぼくじゅつ)」という「今を読むのに適した占い方法、という違いがあります。このふたつの占いを組み合わせるやり方は、鑑定の現場ではとてもポピュラー。特にタロットは、「心理」を浮かび上がらせ「解決策」まで導き出すため、占星術と組み合わせることで、「なぜこうなってるの?」「どうしたら解決できるの?」というお悩みに、よりダイレクトなアンサーをお届けすることができます。

そして、【タロットにまつわる素朴な疑問】にも答えていただきました!

Q.「怖い」絵のカードは「凶」を意味する?
A.凶ではなく、必要なプロセスを示します。

カードには、1枚ずつに重要な意味があり、その中には成長や変化を促すものも。例えば「死神」は「過去を断ち切る」、「塔」は「古い殻からの脱皮」など。絵柄や名前から先入観を抱いたり、怖がる必要はありません。

Q.そもそも「タロット」ってどんなもの?
A.長い歴史と人気を誇るカード占いです。

タロットは「大アルカナ」22枚、「小アルカナ」56枚、計78枚のカードを使う占い方法です。カード占いとしては歴史も古く、最も有名。さらに、「大アルカナ」だけでも占えるという始めやすさも人気に繋がっています。

Q.何を占うのに向いているの?
A.「今」と「心理」を探るのに最適。

タロットは「卜術」という「今」を占う占術。そのため、オンタイムの悩みを占うのに適しています。また、自分や相手の「心理」を探るのも得意分野。なので、「理由や背景を知りたい」ときには特に本領を発揮します。

Q.占いの結果をどう生かしたらいい?
A.発想と行動を変える気付きを得ましょう。

タロットのいいところは、自分でも予想外だった悩みの「原因」や「解決策」を気付かせてくれるという部分。「いい時期」「悪い時期」と捉えるのではなく、「今は、こうすることが必要なのだ」と受け止めるといいでしょう。そして何よりも、結果を参考にして、自分や問題と向き合ってみる、発想を変えて行動してみる、などのアクションが大切。自分が変われば、状況も変わります。それがいい流れを引き寄せるきっかけになるはずです。

監修・サツキメイさん カウンターカルチャー世代の占い師。心理面にフォーカスした占星術とタロット占いが人気。現在「Lisne」にて、無料タロットアプリを配信中。http://meidiamond.com

正義のカード。タロット画像・『青い鳥のタロット』 (C)HESOMOGE Artworks 川口忠彦/画

※『anan』2016年12月21日号より。

(by anan編集部)