彼がいても婚活パーティへ…婚活には“ずるがしこさ”も必要?

2016.12.1
「結婚したいけど、出会いがない」なんて嘆いている時間はない! 婚活中の人、婚活後結婚した人、合わせて3人の読者に、それぞれの婚活事情を聞きました。
婚活をしてたくさんの人に出会い目が肥えて、男女問わず初対面での選球眼が養われたという経験者も。
婚活をしてたくさんの人に出会い目が肥えて、男女問わず初対面での選球眼が養われたという経験者も。

話を聞いたのは、親友の結婚を機に婚活を開始した石本由紀子さん(27)、3年半付き合った彼と別れたことで活動を本格化した野田恵子さん(35)、婚活を経て結婚に至った中村真由さん(33・それぞれ仮名)の3人。婚活のリアルを語りました。

婚活には、ずるがしこさも必要!

野田:石本さんは、今の彼とどこで知り合ったの?

石本:街コンで知り合った男性から、合コンのお誘いがあって。その合コンに来ていた一人が彼でした。

中村:出会いはどこにあるか分からないね。

石本:ほんとにね。街コンで会った男性の方は、正直「ないな…」って感じの人で、いつもなら既読スルーだったんだけど、「まぁ、行くか…」って期待ゼロで参加したの。そしたら、顔も性格もタイプの彼がいた。

野田:第一印象で「この人違う」って思ってしまうのはよくないんだろうね。私も、つい「この人との結婚はあるかないか」で見ちゃうから、「ない」と思うと、明らかにつまらなそうにしてるらしい。

中村:パーティで、社交辞令のLINE交換とか多いしね(笑)。石本さんは、彼と出会ったし婚活は終わったのかな?

石本:それが、再開しようと思ってます…。

中村&野田:えー! なんで?

石本:「恋愛相手」としてはアリだけど、「結婚相手」としてはどうかなって…。なんだか子どもっぽくて、頼りがいがないの。今、友だちとパーティ行こうって予定してるところです。

中村:今の彼がいても!?

石本:うん(笑)。むしろ、もっとずるがしこくなくちゃって思ってる。

野田:ほかの人に会って、やっぱり彼がいいって思うかもしれないしね。

石本:実際、それもあるんです。紹介された人に会ったけど、話も合わなくて、今の彼がいいなって。でも、やっぱりなにか引っかかる…。

中村:でも、結婚は勢いみたいなところもあると思うよ。私も、結婚を意識して、指輪を決めに行ったのがきっかけで、式の日取りや入籍日が一気に決まっていった感じ。アドバイスするとしたら、“勢い”かな。

石本由紀子さん(仮名)27歳、独身。結婚願望はなかったが、親友の結婚を機に開始。合コン、街コン、婚活パーティに参加。街コンがきっかけとなった飲み会で3月に今の彼
と出会う。

野田恵子さん(仮名)35歳、独身。春に3年半付き合った恋人と別れ、婚活を本格的にスタート。婚活アプリを通じて6月に新しい彼に出会う。同時期に、親のすすめで結婚相談所にも入会。

中村真由さん(仮名)33歳、既婚。妹が24歳で結婚。親のプレッシャーから婚活を開始。合コン、街コン、婚活パーティ、ネット婚活を利用。7月に婚活アプリで出会った彼と入籍。妊娠3か月。

※『anan』2016年12月7日号より。イラスト・いいあい  取材、文・齋藤春菜