股関節をほぐせば、太ももが細くなる? 美脚を導く「股関節開き」を伝授

2016.4.30
股関節の硬さをほぐせば、細い太ももの美脚に近づけるそう。その理由と気になるほぐし方を銀座背骨調整スクール主宰・金井良友さん、せぼねじれ調整院リキュア顧問・樋川由紀さんに伺いました。
立ち姿で仙骨が少し前に傾くと骨盤が立ち、背骨がS字カーブに。骨盤の後傾は内臓を圧迫して、冷えや便秘の原因に。ショーツはスタイリスト私物 。
立ち姿で仙骨が少し前に傾くと骨盤が立ち、背骨がS字カーブに。骨盤の後傾は内臓を圧迫して、冷えや便秘の原因に。ショーツはスタイリスト私物 。

そもそも、O脚やX脚などの脚の歪みの大部分は股関節の動きに関わっている。そのため、股関節をほぐすと脚の骨の位置が自然と整い、膝頭も前を向き、脚全体の“見た目”が整っていく。必要なのはたった1つ、股関節を正しい位置に戻すことなのだ。

「正面から見て、仙骨の中央を中心点にして、背骨のライン、股関節にある左右の大腿骨に向かう2本のラインがそれぞれ120度になるのが理想的な骨盤と股関節の角度。これが狭かったり、広すぎると骨盤と股関節の“ねじれ”が生じて、O脚やX脚に。さらに、股関節の位置を正すことで、“骨盤立位”が安定すると、美脚の大敵、むくみの原因となる便秘や冷えも解消します」(金井さん)

上半身と下半身のバランスをつなぐ骨盤と股関節は、まさに美脚の鍵を握るコントロールタワー。

「股関節の可動域が広がると、脚は疲れにくくなり、歪みも自動的に整っていくのです。(樋川さん)

では、さっそく基本の股関節開きのやり方をご紹介しましょう!

椅子開脚

  1. 深く座れる椅子を使い、腿から膝は座面で安定させ、できるだけ膝を180度近く開脚。足先は膝と同じ方向の外側に向ける。あえて反り腰気味の背中のラインをキープしながら、肩の力を抜き、ゆっくり前に上体を倒す。呼吸は自然に。
  2. 背中はあえて反り気味に。
    背中はあえて反り気味に。
  3. 背中が丸まらないよう注意しながら、さらに深く上体を倒す。
  4. 背中はまっすぐを保ったままで。
    背中はまっすぐを保ったままで。
  5. 90度に折り曲げるように、さらに深く。両手でカラダを支えても。
深く座れる椅子を使い、腿から膝は座面で安定させ、できるだけ膝を180度近く開脚。足先は膝と同じ方向の外側に向ける。あえて反り腰気味の背中のラインをキープしながら、上体をゆっくり倒す。どこまで倒せるかによって、股関節の硬さも同時にチェックできる。

股関節を柔らかくする“椅子開脚”。まずは肩の力を抜き、ゆっくり前に上体を倒す。呼吸は自然に。続いて、背中が丸まらないよう注意しながら、さらに深く上体を倒す。そして90度に折り曲げるように、さらに深く。両手でカラダを支えても。ブラトップ¥2,990 レギンス¥3,990 共に税込み(共にザラ/ザラ・ジャパン)

立ち姿で仙骨が少し前に傾くと骨盤が立ち、背骨がS字カーブに。骨盤の後傾は内臓を圧迫して、冷えや便秘の原因に。

かない・よしとも 「銀座背骨調整スクール」主宰。40年の歴史と実績に裏付けされた抜群の改善力を誇る背骨調整の技術を指導。http://www.re-cure.jp/school.html

ひかわ・ゆき 「せぼねじれ調整院リキュア」顧問。背骨調整と骨格調整を組み合わせた独自の姿勢調整理論と施術が話題。美脚・美尻メニューも人気。http://www.re-cure.jp/

※『anan』2016年5月4日-11日合併号より。写真・内田紘倫 土佐麻理子 スタイリスト・柳 理央 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) モデル・LIA 文・板倉ミキコ

(by anan編集部)