ストレスで疲弊した神経系が、心身を無感覚にさせてしまう。
「官能に必要なのは緊張とリラックスのブレンド。身体的にいえば交感神経と副交感神経の両方に適度にスイッチが入った状態です」(藤本さん)
でも、現代社会はストレス過多で、神経が刺激を受けすぎて過緊張状態となり、それに耐えきれずに無感覚になることで自分の身を守ろうとする傾向がある。
「交感神経と副交感神経に同時にスイッチを入れるボディワークで脳神経系を覚醒させましょう。そうすれば、刺激と癒しが同時に起こり、官能的な感覚も蘇ります」
ボディワークで交感神経と副交感神経のスイッチを同時にオン。
官能的ボディに必要なのは、刺激と癒しのどちらも感じ取れる自律神経のバランスの良さ。刺激を受け取り活動する交感神経と、癒しをもたらす副交感神経の両方を稼働させるワークはマスト。さらに目や喉にもアプローチして、脳の疲れを取り神経系を覚醒させたり、肌感度を高めるワークを実践すれば、神経バランスは整っていく。
背骨を刺激しながらの呼吸で両神経にスイッチ。
背骨の両脇には交感神経節が並んでいるので、肩甲骨と骨盤を使い背骨をキュッと挟み込むような刺激を与えると、交感神経がオン。同時に細く長い呼吸を繰り返すと内臓の感覚が刺激され、内臓の働きを司る副交感神経も稼働する。
両手を後ろに組み胸を張る。背骨を反らさず、左右の肩甲骨と骨盤で背骨を挟み込むイメージ。この状態で口をすぼめ、ストローから吐き出すように「ふー」と息を細く出す。鼻から吸い口から吐き、30秒繰り返す。
目の緊張を解きほぐし、脳を休ませてあげる。
日頃、視覚情報が過剰なので脳は疲弊しているもの。目の緊張を取ると脳の緊張も取れ、ゆっくり休むことができる。また、実は両目で見るより片目で物を見る方が、物体の立体感や距離感にズレがなくなるので、脳のストレスが減る。
左手の人さし指、中指、薬指を右のまぶたの上に軽くのせて右目を塞ぎ、右手は後頭部を支えるように包む。左目で周囲をぼーっと眺める。30秒ほど見たら、眼球をゆっくり上下左右に動かす。続いて左目を塞いで同様に。
肌感覚を高めて、触覚を蘇らせる。
刺激過多から身を守ろうと、感じにくくなっている触覚を呼び覚ますには、肌が心地よく感じる優しい刺激を与えること。触れることで皮膚のセンサーの感度は戻るので、外からの刺激を心地よく受け入れられるようにしてあげて。
右手のひらを使い、左腕を優しく撫で上げる。母猫が子猫を舐めるようなスピード(1秒に5cm動く程度)で、手の甲から肘、肩へ。右腕も同様に撫でる。両腕だけでも効果があるが、時間に余裕があれば肩、胸まわりも。
喉の詰まりを解消して、脳を覚醒させる。
喉の奥を震わせて行う呼吸は、喉の詰まりを取ってくれる作用が。言いたいことを我慢しがちな人は常に喉をつまらせているもの。呼吸を使って喉を目覚めさせることで、喉につながる脳神経を刺激すれば、頭がスッキリ冴えてくる。
喉仏を親指と中指で軽くつまみ、反対の手を胸の真ん中に置く。口を閉じたまま、喉の筋肉を締めて声帯を震わすイメージで鼻から息を吸う。胸に溜めた息を鼻から吐く時も喉を空気が通ることを意識。1分ほど続ける。
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