大注目バンド「チェコ」 進化のきっかけはハロウィンの夜に…
――アンアン初登場ということで、まずは自己紹介がてら、チェコがどんなバンドか教えてください。
武井優心(Vo/Ba):遊園地のような、ハッピー感のあるバンド。子どもの頃に戻って無邪気に楽しめる曲が多いですね。
八木類(Gt/Cho/Syn):プラス、そこから家に帰る時のちょっと切ない感じもありますね。
――よく“オシャレ”と評されていますが…。
武井:砂川のメガネのことですか?
砂川一黄(Gt):じゃなくて! 5人でいる時の空気感とか楽曲の雰囲気で言ってもらえてるんでしょ。
タカハシマイ(Syn/Vo):みんな服は好きなので、そう言われるのはありがたいです。
八木:俺はこの中でオシャレから最も遠いけど、結成当初よりはマシになりました。多少ですけどね。
――(笑)。新アルバム『旅に出る準備』は、まさにハッピー感に溢れた、オシャレな一枚ですよね。
タカハシ:ウキウキして、掃除がはかどる音楽が詰まってます(笑)。
八木:耳馴染みもいいし、BGM感覚で楽しんで聴いてもらえるはず。
武井:気づいたら口ずさんでる曲があると思うので、もっと歌いたくなったら、ライブでぜひ一緒に。
山崎正太郎(Dr):1か月という短い制作期間で全員が集中してレコーディングできたし、デビュー作のような熱量や初期衝動も感じられると思います。
――この作品は、バンドにとってどんな位置づけですか?
武井:新章の始まりですね。これまで、自分たちの好奇心を満たすために活動していたところもあったんですが、もっと上の位置に行きたいという明確な欲求が出てきた。このアルバムでギアを切り替えて、「やるぞ!」と。今は希望に満ちています。
タカハシ:例えばライブも、今までは出たとこ勝負なところがありましたが、最近はすごく話し合って意思統一するようになりました。
砂川:今は5人が同じ方向をしっかり向いてますね。
タカハシ:そんな“バンドをよくしていきたい”というみんなの熱が、音源にも出ているんじゃないかな。
――なぜ、そうした変化が?
武井:’16年のライブの打ち上げで、PAの方に「このまま5人が独り相撲みたいなライブをしていても上に行けない」とはっきり言われたんです。確かにその通りで、ハロウィンの夜、外に飛び出して泣きました…。
山崎:泣いてはいない(笑)。でも、お客さんも、自分たちも、100%楽しめるライブをしようという共通認識が生まれた出来事でしたね。
武井:アルバムのタイトルを『旅に出る準備』にしたのも、この1年でバンドを見つめ直して、旅に出る準備が整ったから。
山崎:今回のジャケットやブックレットは、これまでの僕らの写真の中から、自分たちで選んだんです。今年初めて撮ったチェコの写真は、“旅に出る”感じを意識して、船のイラストと組み合わせました。
武井:あとは船出して、勝負するだけです!
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