便利な世の中に、あえて手間をかけるのがいい女。
「好きな家事って何?」と聞かれたとき、何と答えますか? 洗濯や料理、掃除などいろいろな種類があるけど、私が「おっ!」と思うのは、アイロンがけと答える女性。他の家事よりも、一歩進んでいる感じがするんです。だって、今はシャツやジャケットなど、服に形状記憶機能が備わっていることが多い時代。にもかかわらず、自分でアイロンをかけて形を整えようとする“手間”をいとわないところに、きちんとした女性像を感じます。きっと彼女は、友達の服にシワがあると「アイロンかけようか」と聞くでしょうし、アイロンがけが好きな理由を聞くと、「かけているときの匂いがよくない?」と、思いもよらない答えを返してきそう。でもそれは、普段アイロンがけをしているからこそ言えること。
ちなみに、私の家にもスチームアイロンがありますが、家電のセット販売の中に入っていただけで、なかなか出番なし。そもそも、服がシワシワで、洗濯してみてもダメなら「こういう素材だ」と割り切って着るタイプなもので…。この前なんて、久々に使おうとしたら、いつ使ったか覚えていないくらい前の水が入ったままという恐怖体験をしました。
こんな私ですが、アイロンがけを日常の一部にするために、比較的時間がかからないハンカチからアイロンがけを始め、習慣づけてみようかなと思います。アイロンがけが好きな人たちを見ていると、タオル地ではないハンカチを使っていたり、かちっとしたブラウスなどを着ている人が多い気が。どちらもシワになりやすくて敬遠しがちなものなのに、ケアを面倒くさがらずに愛用する、なんていい女なんでしょう。習慣づけて、「ハンカチくらいなら、余熱でサッとできるよ」と人に言える女性を目指して、頑張ります!
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