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賀来賢人「まだ稽古場ではアワアワしてます(笑)」 舞台で太賀と初共演!

2017.12.9
友人同士なのに、なかなか共演する機会のなかった賀来賢人さんと太賀さんがM&Oplaysプロデュース『流山ブルーバード』で共演する。ふたりの「一緒に芝居がしたい」との声を受け、白羽の矢を立てられたのは、昨年、大きな話題をさらった映画『葛城事件』の脚本家兼監督であり、舞台でも、社会の底辺に生きる人々のシビアで滑稽な姿を描き続けてきた赤堀雅秋さんだ。

そこに佇んでいるだけのことが滑稽に映るような芝居に。

賀来賢人

賀来:プロデューサーさんから「赤堀さんとやりませんか?」と言われた時、まさか一緒にやれるなんて思っていなかったので嬉しかったです。

赤堀:周りから「赤堀は怖いよ」って言われてきたんじゃない?(笑)

賀来:(笑)。…ええ、まあ。

赤堀:僕は、お芝居って小手先でできることじゃなくて、それなりに覚悟とか想いとかが必要なものじゃないかと信じていて、座組みのなかに周りとは違うモチベーションの人がひとり紛れるだけで、途端に芝居の空気が崩れる気がして、それが許せない。賀来君とは今回が初めてだけど、太賀とは以前もやったし、信頼するプロデューサーが推薦するなら間違いないだろうって思って。

賀来:僕は以前から赤堀さんのお芝居のファンなんです。いつもお芝居を観ているというより、日常を覗き見している感じがするんですよね。

赤堀:今回は、地方都市で起きる些末な日常とずさんな殺人事件が交錯していく群像劇なんだよね。僕の作品で殺人事件はたびたび扱ってきてはいるけど、いままではどこか近視眼的というか主観的だったのが、今回はちょっと俯瞰の客観的な視点になっています。これは単なる自分の興味の方向の変化なんだけど、人間そのものよりも、もう少し広く世の中を描きたくなっているんだと思う。

賀来:今回の台本は、僕がこれまであまり見たことがない感じだったので、読んでいてワクワクしました。

赤堀:僕は喜劇のつもりで書いているんですが、役者さんはコミカルな顔をすればいいわけでも、軽妙なテンポでやればいいわけでもない。ただそこに佇んでいるだけのことが、はたから見れば滑稽に映るという…。賀来君が携わったことのないような種類の喜劇になると思います。

賀来:言葉のひとつひとつが素敵で、一見、覚えにくそうなのに、役と生理がぴったり合うと、セリフがすっと馴染んでくる。稽古初日から、セリフの言い回しなどの細かい部分まで丁寧にヒントをくださるのが新鮮でした。ただ、求められていることを表現するのが難しくて、まだ稽古場ではアワアワしてます(笑)。

赤堀:最初に恥をかいておく方がいいんだよ。後々楽になるからさ。僕は、うまい芝居が観たいわけじゃないんです。もちろん技量も大切ですけれど、ちゃんと役として賀来君の血肉を介在させたうえで舞台に立っていてほしいと思っています。

賀来:いままで見せたことのない新しい部分を出せたら嬉しいですね。

賀来賢人
M&Oplaysプロデュース『流山ブルーバード』 千葉県流山市。東京まで出ていく気力もなく、この町でくすぶり続けるダメな4人の若者と、彼らを取り巻くろくでもない大人たち。鬱屈をかかえた人々のやるせない日々の物語。12月8日(金)~27日(水) 下北沢・本多劇場 作・演出・出演/赤堀雅秋 出演/賀来賢人、太賀、柄本時生、若葉竜也、小野ゆり子、宮下今日子、駒木根隆介、平田敦子、皆川猿時 全席指定7000円 U-25チケット4500円(25歳以下対象、要証明書)*共に税込み M&Oplays TEL:03・6427・9486 http://mo-plays.com/bluebird/ 島根、大阪、広島、静岡、東京大田区公演あり。撮影:三浦憲治

かく・けんと 1989 年生まれ、東京都出身。近作にドラマ『わにとかげぎす』。現在公開中の映画『斉木楠雄のΨ難』『茅ヶ崎物語』に出演。映画『ちはやふる ‐結び‐』は来年公開に。

あかほり・まさあき 1971年生まれ、千葉県出身。劇団「THE SHAMPOO HAT」で作・演出を務め’13年には『一丁目ぞめき』で岸田國士戯曲賞を受賞。俳優、映画監督としても活躍中。

※『anan』2017年12月13日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・SHUTARO(vitamins/賀来さん) 取材、文・望月リサ

(by anan編集部)

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