生理後に乳首が痛い…「病気のサイン」の場合も!

2017.9.18
人に言えない「胸の悩み相談室」。今回は「乳首」について専門家の先生に答えていただきました。

Q:生理の後、乳首がなんとなく痛い。数日すると収まるのですが…。

【一度、生理周期を確認して、症状を見極めて】

悩み

「女性ホルモンの影響もあり、生理前は胸が張ったり、触ると痛みを感じることも多いもの。ただし、それらの症状が生理後に現れるなら、少し注意が必要。痛みが生じるのは、ホルモンバランスの乱れや、乳腺炎、乳腺症などの病気の可能性もあります。また、妊娠初期であることも考えられます。どんな病気であっても、早期発見したほうが治る確率は高い。気になる痛みや症状がある場合は、一度、専門医で診てもらうことをおすすめします」(銀座みゆき通り美容外科・松田朋子先生)

Q:実は、胸の下に、小さな乳首らしきものを見つけてしまいました…!

【人間が進化した名残。放っておいても害はありません】
「本来のバスト位置ではないところにできた乳首や乳頭のことを“副乳”といいます。動物にはたくさんの乳房や乳首がありますが、人も哺乳類ゆえ、進化の名残として副乳が出ることがまれにあるのです。日本人では、10人に1人程度に現れるといわれます。基本的にごく小さく、本人が自覚していないケースも多いのですが、かなり大きな乳頭として存在したり、妊娠すると張ったり、膨らんだりすることも。害はありませんが、気になる場合は簡単な手術で除去できます」

Q:グラビアなどを見る限りの予想ですが。私の乳首、大きすぎるんです。

【縮小するには手術が必要。形や機能など希望を伝えて】

悩み

「患者さんから一番多くの相談を受けるのが、乳首を小さくしたいという悩みです。乳首のサイズが大きくなるのは、生まれつきや、妊娠&授乳によるものがほとんど。縮小するには手術が必要です。方法はさまざまですが、手術後に授乳ができるように乳管を残すかどうかを決め、その上で、乳頭の直径を小さくしたり、高さを低くしたりします。どの方法で行うかは、お医者さんに相談してみましょう。基本的に手術は日帰り可能で、翌日からは日常生活に戻ることができます」

Q:乳首の色が左右で違うような…。

【合わせたいほうの乳首の色に塗り薬を使って近づけます】
「左上の質問にもありますが、乳首の色はメラニン色素により決まります。左右で色が違うのも、メラニン色素の量にばらつきがあるため。揃えたい場合は、『トレチノイン』と『ハイドロキノン』という塗り薬を使い、合わせたいほうの色に近づけていきます。2週間ごとの定期検診を受けてもらう必要がありますが、使用開始から1か月後くらいから徐々に色が薄くなり始め、2~3か月後には、脱色効果が実感できるようになります。

松田朋子先生 美容外科医。「銀座みゆき通り美容外科」に勤務。乳頭や乳輪など、バストトップ形成を得意とする。ダウンタイムの少ない治療から本格的な外科手術まで、幅広く対応している。

※『anan』2017年9月20日号より。イラスト・大山奈歩 取材、文・重信 綾

(by anan編集部)

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