我を忘れて甘美に浸る究極のオーガズムには、心の状態が密接に関わってくる。
「カラダで感じていても、心が解放されていなければ、頭が真っ白になる感覚は得られません。そもそも、セックスは本能が求めるもの。無意識に自分の心が求めてくる声に、どこまで応えてあげられるかでセックスの感度は変わります」(塚越さん)
「女性は頭で考えがちですが、そうすると解放感はなくなります。心理学的に言うと、セックスの醍醐味は“自己破壊”です。つまり、今までの自分の価値観を壊して、新しい自分を生み出すこと。男女がお互いに本能で触れ合えば、今まで経験したことのない感覚に出合えるはずです」(米山さん)
でも、心を解放したくても、羞恥心や貞操観念が邪魔をする。
「邪魔になる思考をストップさせ、目の前のセックスに集中するために、自分の心を誘導してあげましょう」(塚越さん)
キーワードは“幸福感”“本能”“挑発”。至福の感覚を味わうための極意をひもときます。
私史上最高のセックスをもたらす「心理的Keyword」
【絶対外せない最重要ワード:幸福感】
セックスをコミュニケーションの究極のかたちと捉える女性にとって、幸福感を味わうことは最大の喜び。そのためには、心がいかに安心しているか、また相手に対して信頼感を持てるかどうかが鍵に。
【心とカラダを存分に解放:本能】
思考をストップさせ、心とカラダが感じるために本能のスイッチをON。自分の本能を解放するのはもちろん、なかなか着火してくれない彼の野性を目覚めさせるのも重要。本能の赴くままのセックスを。
【さらに高めるエッセンス:挑発】
ある程度関係性が出来上がった二人に効果的なのが、挑発のスパイス。様々な心理的アプローチでいつもと違う二人の関係性を作ったり、互いの固定観念を破ったり…。“初めて”な感覚が得られるはず。
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