美声の歌姫Aimer プロ目指すきっかけは“友人の涙”?

エンタメ
2017.08.12
プロからも熱烈な支持を受けている、美声の歌姫Aimerさんに独占インタビュー。その名前は、フランス語で“愛する”という意味。少しハスキーで優しいその声には、多くの人を魅了する力がある。
Aimer

幼い頃、ミュージカル映画の『アニー』を観てその声に憧れ、歌うことが好きになったエメさん。少し陰がある独特な彼女の声は、ラッドウィンプスの野田洋次郎さん、ワンオクロックのTakaさんなど、有名アーティストをも惹きつけ、楽曲提供を受けている。

「弾き語りみたいな形で歌い始めたのは中学生の時。たまに友達に聞いてもらっていたんですが、その中に私の声を聞いて、“あ、なんか涙出てきちゃった”と言う子がいて。それがとても嬉しかったんです。その頃から、ミュージシャンになりたいな、と思うようになった気がします」

包み込むような優しい歌、一方で強くエモーショナルな曲もある。その両極端の間を行ったり来たりしながら歌うのが、今は楽しい。

「有限と無限、2つの価値観を肯定する。そんな世界観が好きで、自分もそういう曲にたくさん励まされてきました。何かに“受け入れてほしい、許してほしい”と思うことってありますよね。そういう時、私にとって音楽は逃げ場だったので、私の音楽も、みんなにとってそういう存在になれたら嬉しい。日々戦う人に、そっと寄り添って、一緒に歩いていく。自分の音楽のあり方として、最も理想的なのはそれですね」

基本的にはインアクティブで、読書や映画を観るのが大好き。でも一方で、意外と行動派の一面も。

「早朝に目が覚めて、まだ夜が明けていなくても、出かけたいなあ~と思ったらひょいっと家を出ちゃう(笑)。海に行ったり、この間は伊勢まで行きました。そういう自分の直感は信じたいし、常に研ぎ澄ませておきたいです」

Aimer
Aimer

私的リピアーティストは?

スピッツ
美しい日本語と、日本語で歌う素晴らしさを教えてくれたのはスピッツ。「特に好きなのが、2ndアルバムの『名前をつけてやる』にある『魔女旅に出る』という曲。明るい曲調と悲しみを帯びた歌詞。そのバランスが素晴らしい」
ReN
若い男性ミュージシャンのReNは、中性的な声が魅力的。「2ndアルバムの『Life Saver』、良いですよ。激しくなくて、心地よくて。ちょっと、エド・シーランぽい…? 夜の、少し気だるい時に一人で聴きたいです」
Bjork
「Hyperballad」という曲をカバーしたことも。「自然の中で森林浴をすると、細胞が活性化される感じがありますが、ビョークの曲にも同じエネルギーがあるような気が…(笑)。好きなものを追求している生き方も憧れます」

今ハマっていることは?

超インドア派でしたが、屋外って意外といい。
屋外で歌うことにハマりつつあります。木や風などざわめくものを感じながら歌うことってこんなに気持ちいいのかと開眼中。

エメ ’11年にシングル『六等星の夜』でデビュー。今年5月に発売されたベストアルバム『blanc』『noir』(共にSME Records)が発売中。8/29には武道館でライブも。

※『anan』2017年8月9日号より。写真・岩澤高雄 文・保手濱奈美 河野友紀 間宮寧子

(by anan編集部)


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