「岡崎体育」がシリアスに!? 2ndアルバムは“超絶カッコイイ”

2017.6.25
ネタなのか本気なのか分からなくて、めちゃくちゃおもしろい!! そんな曲やMVで昨年デビューし、話題をさらった岡崎体育さん。1年を経て、メジャー2作目のアルバムが登場。ラウドロック、ファンク、’80sテイストからしんみり系バラードまで、バリエーション豊富なサウンドの上に、岡崎さんらしい独特な歌詞が乗る、勢いのある一枚です。岡崎さんにお話を聞きました!

相変わらず“ちょけ”てますが、音はカッコイイですよ。

岡崎体育

「1作目の『BASIN TECHNO』は、いわゆるネタ曲が多めで、真面目シリアス曲は少なめ、というバランスでしたが、今回はそこを半々に。6曲目のインスト曲を挟んで、前半5曲、後半5曲、テイストの違うミニアルバムを2枚作ったという気分です」

アルバムのタイトルでもある1曲目の「XXL」は、疾走感と迫力のあるサウンドが超絶カッコイイ! 

「僕のことを知らない人がこのアルバムを試聴する場合、1曲目から聴くと思うんですが、岡崎体育初心者にもグッと直撃する曲になったと思います。そこから5曲目までは、僕としては“ちょけてるパート”なんですが、ネタっぽいところを楽しんでもらえたらうれしいです」

岡崎さんの音楽の特徴は、クオリティの高いサウンドと琴線に触れる美しいメロディ、そこに岡崎体育ならではのユニークな日本語が組み合わさって生まれる、独特の世界観。

「音楽を作っていて最も嬉しいのは、気持ちいいメロディラインができて、そこに歌詞がいい感じにハマったとき。言葉選びには重きを置きますが、メッセージ性という意味ではそこに意味はあまりないですね。いい歌詞だな、とか、切ない言葉だな、という感性はあり、そういう言葉を歌詞にしているんですが、何かを伝えたい、みたいなこととはちょっと違う。ある意味全部フィクション。でもそこに、“ちょっと僻みっぽい”という岡崎体育のキャラを乗っけて聴いて、楽しんでくれるのもアリ。好きなように聴いてほしいです」

岡崎体育

京都府宇治市在住。27歳の現在も実家の自室で音楽を作っている。これまでは、作詞作曲はもちろん、打ち込みも全て一人でこなす、DIYスタイルなイメージがあった。しかし今作はアレンジャーやミュージシャンを迎えて制作した曲も。

「デビューして1年、お題がある中で曲を書いたり、アイドルに曲を提供したり、さらには打ち込み以外での録音など、これまでしたことのない音楽作りをして、世界が徐々に広がった気が。その経験を経て、今回は生音で曲を作ってみようと。また、ラウドロックやファンクの曲をやりたかったんですが、僕はそういったサウンドに造詣が深くないので、誰かと組んで曲を作ってみたいと思ったんです。それでアレンジャーの方に入っていただいたら、自分にはない引き出しがたくさん開いた音楽ができた。全てを一人でやるのもいいですが、今の僕としては、いろんな人と関わって音を作って、様々な方向からリスナーを羽交い締めにするのがおもしろいんですよね」

おかざき・たいいく 1989年生まれ、京都府宇治市出身。’16年5月にメジャーデビュー。今年の夏は「風とロック芋煮会2017」など多数フェスに出演。10月からはワンマンツアーがスタート。

インディーズ時代の名曲、「Snack 」「鴨川等間隔」の生音バージョンも収録。声とメロディの美しさに悶絶。『XXL』【初回生産限定盤:DVD付き】¥3,500 【通常盤】¥2,800※共に税込み(SME Records)

※『anan』2017年6月28日号より。写真・勝岡ももこ 文・河野友紀

(by anan編集部)


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