剛力彩芽「できれば輪に入りたくない」 異色ドラマで初体験!

2017.5.2
女子刑務所を舞台に、7人の女たちの壮絶なマウンティングバトルを描いた異色のドラマ『女囚セブン』。剛力彩芽さんは、本当は無実でありながらも殺人罪で女子刑務所に収監されることになった、謎多き京都の芸妓・神渡琴音(かみわたりことね)を演じる。
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女たちのバトル、そして強さともろさを楽しんで。

「最初、囚人の役だと聞いて、どんな話なんだろうとドキドキしていたのですが、台本を読んでみたら女たちのバトルをメインにした作品で。自分がイメージしていた刑務所とは、まったく違う世界が描かれています。女同士の戦いって、やっぱり気になって見てしまう(笑)。マウンティングで一番下にいた人が下克上してスカッとすることもあれば、意外な絆が見てとれたり。普段の生活でも遭遇しそうなリアルな出来事もあれば、ドラマ作品としての、理想的なストーリーが描かれていたりもする。自分が実際にその立場になったり、参加するのは絶対に嫌ですけど、作品としての強い魅力はありますよね」

剛力さんがこれまで演じてきた役柄と、今作の琴音は、正反対のキャラクターなのだそう。

「今までとは違うダークな役をやりたかったので、“やったー!”という気持ちでいっぱいですね。これまでは元気で一生懸命頑張っていたり、笑顔が素敵な女の子がほとんどだったけど、琴音は無口で暗い! 演じていても、“怖いな”とか“性格が悪そうだな~”と思うくらいですから(笑)。監督には“無口だけど目に力がある女の子だ”と言われました。静かだからといって、何も考えてない無気力なキャラではないところを、目の演技で伝えないといけない。それは、すごく難しいです。あと、琴音は芸妓なので、京言葉を普段からテープで聞いて耳を慣らしたり、自然とはんなりとした仕草が出るようには意識していますね。ただ、琴音は芯が相当強いタイプの女の子だと思うんですけど、私もそれほどブレたりすることがないので、そこは少し似ているかもしれない。あと、人間観察が好きで人の動きを見ているところも同じ。意外と、わかり合える部分は多いですね」

琴音とバトルを繰り広げる、個性的な6人の女囚たちを演じるのは、山口紗弥加、トリンドル玲奈、平岩紙、橋本マナミ、木野花、安達祐実とバラエティ豊かな面々。

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「現場の空気は楽しいですね。少しピリッとした空気感のお芝居が続くシーンでも、撮影の合間にはみんな笑っている。それに、監督がムードメーカーなんですよ。スタッフさんからいじられたりしていて(笑)、いい雰囲気だなって」

もし、剛力さんが女囚たちと一緒に過ごすことになったら…?

「できれば輪に入りたくないですね(笑)。琴音みたいなタイプとなんとなく一緒にいながら、一歩引いたところで関係性を俯瞰しながら楽しんでいるんじゃないかな? みなさんにも、そんなふうに女たちのバトルを楽しんでもらえたらうれしいです。コメディ要素がふんだんに入っていて笑えるし、一方で、女性の強さともろさもていねいに描かれている。金曜日の夜に見て、スカッとしたり、共感してほしいですね」

ごうりき・あやめ 1992年8月27日生まれ、神奈川県出身。女優として数々の映画やドラマに出演する一方、『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ系)でメインMCをつとめるなど、活動の幅を広げている。

ドレス¥48,000(MAX&Co./マックスアンドコー ジャパンTEL:03・6434・5101) イヤリング¥6,900 バングル¥6,600 リング(右中指)¥6,500(以上Ouca/ウーサTEL:03・5708・5712)

女囚7人のプリズン・サバイバルを描く群像劇。酔って寝ている間に仲間の芸妓が殺され、冤罪をかぶった琴音。女囚たちにいじめられるも、見事にかわしていく。毎週金曜23時15分~(一部地域を除く)、テレビ朝日系にて放送中。

※『anan』2017年5月3・10日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・TEAM OKI(C.CORPORATION) インタビュー、文・重信 綾

(by anan編集部)


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