モーニング娘。‘17へのメッセージ。
――休養の目的である自分がやりたいことは見つかりましたか?
道重:自分がこれから何をしたいか、って考えた時に、また歌って踊りたい、という気持ちが強くありました。12年間モーニング娘。をやってきてしばらく休んで、私は最終的にはそこが好きなんだなって分かったんです。歌もダンスも苦手なんですが(笑)、大好きでやってきたモーニング娘。の原点は、やっぱり歌とダンスなんです。昔から言っていたんですが、私は芸能界に興味があったわけではなくて、ただモーニング娘。が大好きだっただけなんです。
それと、もっと単純に、ファンのみなさんに会いたい、っていう気持ちもありました。自分に向き合う時間が欲しかったし、それは必要だったと思うんですけれど、やっぱりファンの方々に会えないのは寂しかったです。
――そしてそれが、3月から始まっている『サユミンランドール~再生~』につながります。
道重:そうですね。私の中では新しい試みだと思っています。これは、卒業して再生するまでの2年半をファンタジー化したステージなんです。すべてではないけれど、実際に起こったこととリンクしている。休んでいるあいだの私の思いがどこまで飛んでいったのか…。その私の思いの一つが、この公演だと思っていただければ。
――このステージを見ると、道重さんが休んでいる期間の心の動きがわかるということですか?
道重:はい、わかる部分はあると思います。これはお芝居でもなく、ミュージカルでもない。でも歌と踊りがある。わっと驚くようなサプライズもあります。一言で表現はしづらいのですが…。この舞台に限らず、新しい自分に出会えるチャンスは逃したくない。モーニング娘。の時に見つけたキャラクターも大切にしつつ、もっと私というキャラクターを広げたい。身構えるよりも自分をさらけ出して挑戦していきたい。自分の知らない自分ともっと出会いたい。歌とダンスという中で、表現の幅を広げていきたいと思っています。
――テレビのバラエティ番組での道重さんの印象が強い人も多いと思います。テレビに出るという活動は考えていますか?
道重:12年間の活動と休養を経てたどり着いたのは、ステージの上で歌って踊っている私を見てほしいという気持ちです。ファンの方々と同じ空間を共有することが、私にとって一番大切なことと思っています。だから、いまは、再生公演に集中したいと思っています。
――道重さんの後、鞘師里保さんも衝撃の卒業をしました。
道重:卒業発表前に電話がきて報告をうけました。びっくりしました…。鞘師は、いつも十分にかっこよかったと思います。あの若さで卒業という決断ができるのも凄いと思うし。たくさんの努力の上のことだと思うけど、センターに立っている鞘師の眼差しには、なんでもできる、怖いものなしというイメージがありました。卒業っていう選択には鞘師の強い部分と弱い部分、両方が感じられました。そういう意味で、卒業を発表した後の鞘師って、すごく自然体になったと思います。表情もかっこよさプラス、ナチュラルな感じで、すごくよくなったように感じました。卒業後に一緒にごはんに行ったりもしたんですが、私は鞘師という人間がどこにいたとしても好きです。それがモーニング娘。の鞘師であっても、そうじゃない鞘師であっても好きだし、応援してます。
――鈴木香音さんも鞘師さんに続いて卒業、そして13期のメンバーが加入するなどして、今年、モーニング娘。‘17となりました。
道重:このあいだ初めて13期メンバーの2人(加賀楓、横山玲奈)と会ったんです。挨拶だけだったんですが、すごくかわいかったです。ただ、お互いすごく緊張しちゃって、緊張にあふれた空間だったなと思います(笑)。モーニング娘。は卒業と加入を繰り返して進化するグループなんです。だから、また新たに進化したモーニング娘。‘17を早く生で見たいですね。
【人気記事】
※「1日1食にしたら体調が良くなった」ミス・ワールド元日本代表のこわだり!
※小嶋陽菜さんが「アイドルのままじゃいけないんだ」と思った瞬間
※阿佐ヶ谷姉妹、大興奮! 「イケア」でお買い物してみた!!