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【肌の劣化につながる!】夏と同じじゃダメ! 秋の紫外線対策テク|ちょこっと美容マメ知識 #5

2017.10.2
美容・健康に関する資格を8個保有するライター&コラムニストharakoが、日々の生活で気軽に取り入れることができる美容情報をご紹介する連載です。第5回目は、スキンケアアドバイザーの目線から、涼しくなった秋の紫外線対策について考えます。

気温は涼しいけれど、紫外線はどうなの……?

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【ちょこっと美容マメ知識】vol. 5

「日差しや気温が高い=紫外線が多い」というイメージが強いため、真夏の紫外線対策は日傘にサングラスにバッチリ!という方も多いと思います。しかし、気温が下がっても紫外線は一年中あるため、油断はできません。

そこで、今回は、気温と天気の両方から、秋の紫外線情報をお届けしたいと思います。どんな対策が好ましいのでしょうか?

UV-Aは、涼しくても半分にしかならない

お肌に影響がある紫外線は、大きくわけて2つ。ひとつは、お肌の弾力を保っているエラスチン線維やコラーゲン線維を変形させて、シワやたるみの原因を作るといわれる「UV-A」。もうひとつは、肌の生まれ変わりのリズムを乱し、ゴワつきや乾燥を導くといわれる「UV-B」です。

真夏の紫外線は「UV-A」「UV-B」共に多いため、真夏を通り過ぎたお肌が、ゴワゴワしたり、急に皮めくれが起きたりするのは、これらの影響を受けていると考えて良いでしょう。では、秋はどうか?とみてみると、10月以降は「UV-B」がグッと下がるいっぽうで、「UV-A」は真夏の半分程度にしか下がりません。

波長が長く、紫外線の約95%を占めていると言われる「UV-A」は、別名「生活紫外線」とも言われているので、外で洗濯物を干す時や、近所のスーパーにお買い物する際には、注意が必要なのです。

Point☆ちょこっと美容マメ知識
ジワジワお肌に影響がある「UV-A」は、秋もたくさんあった!

曇りや雨でも紫外線は、ある

そして、天気と紫外線の関係を調べてみても、薄い雲や雨でも紫外線はあります。快晴を100%とすると、薄い雲は約83%前後。雨は、グッと下がりますが、約25%はあると言われています。

気温が低くて、日差しが遮られていると、お肌に影響がないのかな?と思いがちですが、そんなことはありません。UVカットができる化粧下地を仕込ませたり、UVカットレンズのメガネを着用したりするのがオススメです。

Point☆ちょこっと美容マメ知識
日差しを紫外線量の目安にするのは、間違っていた!

秋にオススメな「SPF」と「PA」は?

気温や天気から秋の紫外線をみてみましたが、これからの時期はどんな対策をしたら良いのでしょうか?真夏に比べて、紫外線量が減るのは事実。「SPF」と「PA」の数値は、低くして良いと思います。「SPF 10」〜「SPF 15」、「PA+」〜「PA+++」あたりでしょうか。

「SPF」と「PA」は、数値が上がれば上がるほど、カバー力もありますが、それだけお肌への負担もあります。紫外線量が落ちたら、それに伴った数字を選ぶことも、美肌づくりのポイントです。

Point☆ちょこっと美容マメ知識
シーズンごとに、数値を見直す紫外線対策を!アイテムを見直す良いタイミングかも。

季節ごとに変わる紫外線。目に見えないからこそ、予備知識を持つことで、工夫ができそうですよね。ぜひ、涼しい時期も美容を意識して過ごしてみてください。


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