サンドウィッチマン伊達「キャバクラが辛い…」そのワケは?

2017.3.23
『M‐1グランプリ』での優勝から10年。今や、テレビやラジオに引っ張りだこの日々を送るサンドウィッチマン。テレビやラジオでの活躍のみならず、毎年、オール新ネタを揃えた全国ツアーを行うなど、ライブに強いこだわりを持つサンドウィッチマン。その理由と、二人の関係性を探ります。

30歳までに売れなければ地元に帰る約束でした。

サンドウィッチマン

――M‐1グランプリでの優勝により、その名が全国に知れ渡りましたが、当時、何か変化はありましたか?

伊達みきお:それは、ごらんのとおり。

富澤たけし:ふふふ(笑)。

――人気が出て、チャカつきたいとは思わなかったですか?

伊達:ん? チャカつくって何ですか? 方言ですか?

――“チャラチャラする”という意味で、方言でもないです。

伊達:え、なんでそんな言葉使ったんですか(笑)。そういうことはないです。二人とも酒が飲めないしチャカつき方がわからないので。

富澤:その言葉、気に入ってんじゃねーかよ(笑)。

伊達:キャバクラも付き合いで行くのだって辛いくらい嫌いだし、男子校出身なこともあり、女性に対して緊張してしまうんです。

富澤:もっとカッコよければチャカついたのかもしれないですけど。

伊達:だから、1回もチャカついたことないです僕ら。…なんですか、チャカつくって(笑)。

――すみません(笑)。では逆に、芸人を辞めようと考えたことは?

伊達:僕らは30歳までに売れなかったら地元に帰ろうと約束していたんです。やはり見極めが大事な世界なので。そうしたら、まさに30歳となる2005年に『エンタの神様』への出演が決まり、2007年にM‐1グランプリで優勝して。辞めずに済みました。それまでは世の中への出方もわからず、毎年、もうダメかもしれないと思っていましたね。

――もし、地元に帰っていたら?

伊達:もともとサラリーマンをしていたので、普通に会社員ですね。

富澤:僕は、もし仙台に帰っていたとしたら、駐車場の管理人…。

伊達:ぶっ(盛大にお茶を噴き出す)。まだやるの!? こいつ、駐車場でしかバイトしてないんですよ。仙台でもそうで、東京に出て何のバイトをするのかと思ったら、また駐車場の管理人。それで30歳までお笑いを目指してダメならまた駐車場って。なんなの!?

富澤:働きやすいんですよ。居心地がいいし、煙草が吸えたりと自由がきく。ネタも書いてましたよ。

伊達:でも、仕事がなくなるという不安は今もずっとあります。

富澤:ほら、××××みたいなこともあるわけですからね…。

伊達:やめろ、書けないだろ。人気商売ですからね。水商売と同じで、いつお客さんが来なくなるかわかりませんから。

サンドウィッチマン

――今後の夢を教えてください。

伊達:“東を代表する漫才師”と紹介していただくことがありまして。それを聞くと、もっとネタの精度を上げないといけないな、とは思いますね。

富澤:あとは大河ドラマに出たいですね。やっぱり、伊達政宗とか。

伊達:いや、それは渡辺謙さんでいいだろ。それと、僕は立川志の輔師匠が大好きで。落語をやりながら全国を回り、チケットも常に売り切れ状態。そんな、落語だけで勝負をするみたいなスタイルは、夢ですよね。

1998年9月に結成。共に宮城県仙台市出身で、伊達みきおがツッコミを、富澤たけしがボケとネタ作りを担当する。2009年より全国を巡るライブツアーを行っている。現在、テレビは『サンドのぼんやり~ぬTV』(東北放送)、『バイキング』(フジテレビ)など、ラジオは『サンドウィッチマンのラジオやらせろ!』(fmいずみ)、『サンドウィッチマンの天使のつくり笑い』(NHKラジオ第1)をはじめとする数多くのレギュラー番組に出演中。

昨年の単独ライブツアーの、札幌公演の模様を収録したDVD『サンドウィッチマンライブツアー2016』が、3月29日に発売される。コント「写真館」「蜂の巣駆除」や漫才「服屋」「犬の散歩」をはじめ、特典映像も満載。字幕を表示することができ、耳が不自由な人も楽しめる。¥3,800(エイベックス・ピクチャーズ)

※『anan』2017年3月29日号より。写真・内田紘倫 インタビュー、文・重信 綾

(by anan編集部)


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