今年も行われた豪華イベントFNC KINGDOMレポ【K-POPの沼探検】#47

文・尹 秀姫 写真・ヤマダマサヒロ — 2017.12.27
FNCエンターテインメント所属アーティストが一堂に集う冬の風物詩『FNC KINGDOM』が今年も開催! 今年のFNC KINGDOMは、“MIDNIGHT CIRCUS” をコンセプトに、会場外に設置されたフォトブースからステージセット、さらには来場者に配布されるオリジナルペンライトまで見事にサーカスっぽくデコレーションされ、雰囲気満点。開催から5年目を迎えた今回はアーティスト同士のコラボステージが増え、見どころたっぷりのイベントとなりました。 12月16、17日に幕張メッセで開催された2017 FNC KINGDOM IN JAPAN-MIDNIGHT CIRCUS-の2日目をレポートします!

【ペンになってもいいですか!?】vol. 47

FNCアーティストによる音楽の祭典、今年も開幕

FNC KINGDOMの開幕を宣言したのはFNCが誇る4バンドのドラムステージ。FTISLANDのミンファン、CNBLUEのミンヒョク、N.Flyingのジェヒョン、そしてHONEYSTのスンソクが集うなか、FTISLANDのホンギとCNBLUEのヨンファが開会を宣言します。

まずはAOAのジミン、N.Flyingのスンヒョプ、SF9のジュホが登場。ジミンがかつてラッパーバトル番組『Unpretty Rapstar』で披露した「T4SA」と、マーク・ロンソンの「Uptown Funk」の2曲で会場を熱く盛り上げる!

AOAジミン&N.Flyingスンヒョプ&SFジュホ

左から、SF9のジュホ、AOAのジミン、N.Flyingのスンヒョプ

続いては早くも前日にトリを務めたCNBLUEが登場。「Get Away」で一気にCNBLUEの世界観に引きずり込むと、「Just please」「Tatto」と一気に加速。この日はMCも少なめで、CNBLUEファン以外の人にもアツさが伝わるステージでした。

CNBLUE

CNBLUEのステージ

CNジョンヒョン

CNBLUEのジョンヒョン

CNヨンファ&SF9

CNBLUEのヨンファとSF9

12月13日にファースト・アルバム『Sensational Feeling Nine』をリリースしたばかりのSF9は、1枚めのシングル「Fanfare-Japanese ver.-」をはじめ、全5曲を披露。昨年のFNC KINGDOMが初参加だった彼らも今年は2年目。去年は先輩たちに「ステージをただ楽しめ!」と励まされたというけれど、今年もその言葉どおりイベントを満喫していた模様。SF9はコラボステージも多く参加しており、フィヨンとダウォンはFTISLANDのミンファン、N.Flyingのジェヒョンとフェスンとともに嵐の「Love so sweet」を披露したり、ヨンビン、ロウン、テヤン、チャニはヨンファのソロステージでバックダンサーとして参加したりと大忙しでした。

SF9

SF9のステージ

コラボステージと言えば、今年のイベントはなんといってもホンギとヨンファの2人が魅せたスペシャルステージが白眉。かつて2人が出演したドラマ「美男<イケメン>ですね」で演じたキャラクター・ジェルミ(ホンギ)とシヌ(ヨンファ)になりきり、作中で組んでいたバンド “A.N.JELL” の曲「Promise」と「Still」を熱唱! 

FTホンギ&CNヨンファ

左・FTISLANDのホンギ、右・CNBLUEのヨンファ

しかし、「このステージを観るために今日来た人はいる?」という問いかけに多くの手が挙がったのを見て大興奮! ヨンファも「僕たちA.N.JELLで、東京ドームやれますよ!」と言いはじめるけれど、「おれたち、曲が3曲しかないのにどうするんだよ!」。するとヨンファが「いろんなアレンジでやればいいんですよ。アコースティックバージョン、ジャズバージョン、ロックバージョン……」と言い、ホンギの無茶振りに答えて即興でそれぞれのバージョンの歌までうたい、観客の爆笑を誘います。今までのFNC KINGDOMではあまり接点のなかった2人がこんなふうに楽しくかけ合いをしている姿に、思わず胸がいっぱいに。

AOAは代表曲「Like a Cat」を含めた4曲を披露。今年はチョアの脱退で波乱の1年を送った彼女たち。MCでも「今年はいろいろ大変でした」と振り返っていたけれど、続けて「必ず戻ってくるので忘れずに待っていてください」と決意をにじませました。

AOA

AOAのステージ

AOAユナ&SF9インソン

AOAユナとSF9インソン

昨年に続き2度目の出場となるHONEYSTはエド・シーランの「Galaway Girl」カバーと「Someone to love」の2曲を披露。今年5月にデビューしたばかりとあって、初々しいステージが印象的でした。

HONEYST

HONEYSTのステージ

N.Flyingはボーカルにユ・フェスンを迎えて初めてのKINGDOMとあって、まずはファンにご挨拶。もともと演奏テクには定評のある彼らですが、そこにフェスンのはつらつとした明るさが加わり、ライブの楽しさがより際立つように。ファンの反応も熱く、これからが楽しみになりました。

N.Flying

N.Flyingのステージ

そしてこの日のイベントを締めくくったのは、やはりFTISLAND。ジョンフンの切ないピアノ・ソロからスタートした「Wind」と、立て続けに歌った「I want」では今まで以上に凄みを増したホンギのボーカル力が爆発。聴かせる2曲が続いた後には一転、「Champagne」「The Night」で会場が一体となり、ライブの激しさと楽しさを感じさせてくれます。

MCでは、この日が誕生日だというベースのジェジンを会場全員で祝福。「誕生日当日にライブがあるのはこの10年で初めて」と言うジェジンに対して、ホンギが「前にタイでジェジンの誕生日にライブやったよ」とあっさりくつがえし、困惑する場面も。

FTISLAND

FTISLANDのステージ

FTジョンフン_恋

FTISLANDのジョンフン、SF9

FTミンファン&N.Flying&SF9

FTILANDのミンファン、N.FlyingとSF9のステージ

続く「未体験Future」はN.Flyingのフェスンとのコラボ。2人が花道からセンターステージに駆けていく姿は新旧FNCボーカルの勢いを象徴しているかのよう。最後の「Paradise」まで全9曲を力いっぱいやりきったFTISLANDの楽しいライブで本編が終了しました。

FTホンギ&フェスン(N.Flying)

FTISLANDのホンギ、N.Flyingのフェスン

全員

最後には今日の出演者全員がステージに上がり、楽しいイベントが閉幕。「また来年会いましょう!」というヨンファの言葉のとおり、また来年が待ち遠しいイベントになりました。

Information

http://www.fncent.co.jp/artist/


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