花田 浩菜

【どうすればいい?】4月に解禁した電力自由化で、オトクになるの?

2016.4.29
2016年4月からスタートした、電力自由化。度々、話題になっていますね! 早くも変えた方や、変えたいけどよく分からなくて……と後回しにしている方、様々な方がいるのではないでしょうか? 気になる電気代のことをはじめ、今回は、電力自由化の基本の “き” からお話します♪

そもそも、電力自由化って?

【はぴマネレッスン】vol.27

電力自由化とは、電気を使う側が自由に電力会社を選べるようになったということ。今までは住む地域によって電力会社は決まっていたため、自分たちで電気会社を選ぶ、ということがありませんでした。ですが、電気を発電するシステムや情報網も発達したため、電力も携帯電話会社のように市場で自由に競争させて「電気料金を抑えたい!」と法律が改正され、家庭などに向けた電力小売りが自由化されたのです。2016年4月から解禁されたばかり。「電力が安くなる可能性が!」と騒がれていますよね♪

東京電力、中部電力などの通常の電力会社以外にも、携帯電話会社や通信会社、商社、家電メーカーなど、様々な会社が電力事業へ入ってきたことで、今までに無かったようなユニークな “セット割引” などのサービスを打ち出している会社も多いのです。毎月当たり前のようにかかる電気代なので、少しでも安くなったら嬉しいですよね!

選び方のポイントは? ~ライフスタイルに合わせて~

しかし、電力自由化が始まることでサービスを開始する会社はなんと100社以上! これでは、一体何を基準に選べばいいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?そこで選び方のポイントをまとめてみました。

1.自分のライフスタイル、使用量にあった選び方を。
昼間はほとんど家にいなく、夜だけ電気を使う方が、昼間の電気料金が格安なプランを選んでは意味が無いですよね。実は、きちんと試算してから乗り換えないと逆に割高になってしまった!なんてことにもなりかねません。電気を使う時間帯や曜日によって割引率が変わったりもするため、予め自分自身の電力プランや生活を見直してみる事がまず大切です! ひとり暮らしの方や、オール電化の家に住んでいる方など、生活や住んでいる家によって一概に「これ!」とは言えないのが現状。たくさんの比較サイトが出ているので上手く活用してみてください。

2、解約に違約金が発生!?
選ぶ会社・プランによっては、解約時に違約金が発生する場合があります。短期間で解約する場合にかかるほか、携帯電話の契約のように “何年契約” という形で “解約月” が定められおり、それ以外の月に解約をすると発生することも。さらに、セット割引の場合はどちらも解約する際に違約金が掛かるケースも。安易に契約して「後でまた見直せばいいや!」と過ごしていたら、逆に料金が掛かってしまった、なんてことには要注意です。

3、「支払い方」もチェック!
実は、支払い方も今までと異なる点があります。今まで「電気料金はコンビニ支払にしていた」という方。新しいサービスでは、コンビニ払いに対応していないところが大半です。また、既存の電力会社同様に、紙で送られる請求書は有料のところが多いです。コンビニ払いにしていた方も、クレジットカード払いにまとめるなどをして、今までの支払管理の見直しをするきっかけにしてみてもいいかもしれませんね。

こんな会社の割引プランも!

例えば、携帯電話会社各社ではスマホや携帯×電気のセット割引をはじめたところも。セット契約に切り替えることで、スマホ代が毎月数百円程度割引になります。もちろん解約の違約金は加入前にしっかり確認したいところですが、固定費である携帯代、電気代が安くなれば嬉しいですよね! また、ガス会社×電気のセット割引も相性が良かったり、車をよく乗る方にはガソリンが割引になるガソリン×電気のセット割りなども検討が出来ます。様々なプランを比較出来るサイトがたくさん出ておりますので、ライフスタイルに合わせて固定費を削ってみてはいかがでしょうか?


価格.com
http://kakaku.com/energy/

2016年は、“電力自由化元年” とも言われる、誰もが新たな選択肢ができるようになった記念の年。今後のサービスなども続々変わってくるはずなので、期待したいところですね! 今回は、「電力自由化でおトクになるの?」についてお話しましたが、次回は「実は聞きたかった!デビットカードって、何?」についてお話します。

以上、【はぴマネレッスン】vol.27でした。