デスクワークの人は必見! 会社の椅子で“お尻の形”を崩さない座り方

2017.5.1
デスクワーク中心だと1日6時間以上? 映画1本でも2時間。座り続けるあなたのお尻は体重を支えきれず、型崩れを始めます。でも座らない生活はあり得ない!? エクササイズで美尻を手に入れたら、あとは、お尻にいい椅子と座り方も知っておこう!

毎日、長い時間、職場で椅子に座っている人は多いはず。

「座っているときの腰や背中への負荷は、立っているときよりはるかに高くなるんです。つまり、座る=ラクではないんですね」(ピラティストレーナー・柳沢とも子さん)

負荷を減らすカギは、体に合う椅子に正しい姿勢で座ること。「椅子選びのポイントとなるのは、高さや座面の奥行きが体に合っていること。間違えると姿勢が崩れる原因に」(チェアコンシェルジュ・脇田学さん)

「“いい姿勢を作ろう”とするより、こまめに筋肉を動かしてほぐすことが大事。すると、正しい姿勢が自然とラクにとれるようになります」(柳沢さん)

ここでは、職場の椅子を快適にする工夫をお勉強。さらに、自然と正しい座り方ができるコツを伝授します。

職場のイスが固定タイプのスタッキングチェアの場合

重ねて収納できる、オフィスや会議室で見かけることが多いタイプ。背もたれと座面がくっついており、高さが変えられず、座面の素材も硬い。

<問題点1>座面の奥行きと高さが変えられない!→ひざ裏の角度を広げてあげよう。
本来は深く座るのが正解。でもサイズが大きすぎると、ひざ裏が座面に当たり、ふくらはぎを圧迫。脚とお尻がむくむ原因に。フットレストや台を足元に置いて角度を広げてみて。

いす 足の力で簡単に角度を変えられ、血流が滞るのを防止できる。裏面にはマッサージボールがあり、コロコロすると気持ちいい。ヒューマンスケール フットレストFM300¥17,800(WORKAHOLIC TEL:03・6550・9730)

<問題点2>座面が硬いんです!→座面とお尻の隙間を埋めて。
クッション性のない座面では荷重が仙骨に集中。低反発クッションなどで荷重をお尻全体に分散させることが大事。お尻の形を崩さずに座面との隙間を埋められるものを選んで。

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・便利グッズは「お尻を包み込む優秀クッション」

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柔軟に形を変えるゲルクッションと、柔らかい低反発ウレタンフォームクッションの2重構造。お尻の形に合わせて沈み、圧迫感を軽減。バウヒュッテ ずっと座りたいクッション¥7,500(ビーズ TEL:06・6732・4310)

職場の椅子が可動タイプのオフィスチェアの場合

背もたれと座面が離れていて、プラスチックなどで繋いだタイプ。隙間に腰が落ち込み、姿勢が崩れがち。座面の高さは調節可能なものが多い。

<問題点>座面と背もたれの間に隙間が!→猫背にならない工夫を。
座面と背もたれの間が空いた椅子は、背中の上部だけが固定され、腰がどんどん隙間にハマるため猫背になりやすい。この場合は、背もたれに頼らず前の方に座るのがベター。

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・便利グッズは「座るだけで正しい姿勢に導く優秀アイテム」

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カイロプラクター監修。腸骨を左右から支えて骨盤を安定させ、さらに背骨のS字カーブを保ちやすくする。椅子やソファの上に置いて使って。スタイルバタフライ(レッド)¥6,300(MTG TEL:0120・467・222)

柳沢とも子さん 「トモコ アロハ ピラティス」代表。All Aboutピラティスガイド。雑誌や書籍の監修、講演など幅広く活動。http://align.jp/alopila/

脇田 学さん チェアコンシェルジュ。高機能オフィスチェアをメインに扱うショップ『WORKAHOLIC』で、最適な椅子選びをガイドする。

※『anan』2017年5月3・10日号より。写真・中島慶子 イラスト・中根ゆたか 取材、文・重信 綾

(by anan編集部)

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